【FX】先週の振り返り&今週(1/13~)の相場観とトレード戦略


先週の振り返り

先週(1/6~1/10)のトレード戦略は、ざっくりと下記の通り。

  • まずは欧米勢の動きを確認。

  • 週初めは円売りに期待。

  • 少し長い目で、ドル円・クロス円押し目買い、ユーロドル戻り売り。

※ 詳細は下記記事にて。

先週は欧州のPMI確報値が市場予想を上回ったことで、欧州時間はユーロ買い・ドル売り・円売りでスタート。

そこに、ワシントンポストの「トランプ氏の側近が、関税は重要な輸入品のみに検討」とのヘッドラインでドルは全面安。
しかし、トランプ氏がその報道を否定すると、今度は一気にドル買いと、ドルストレートとクロス円は上下に振らされる展開。

また、英30年債の金利がトラス・ショック時を超えたことで、ポンド円はわずか3日で約6円、ポンドドルは380ポイント暴落。

そして週末の1/10(金)、日銀が物価見通し上方修正のヘッドラインで円高。

米雇用統計は市場予想よりかなり強い結果となり、発表直後はドル全面高。ドル円は一時2024年7月来高値の158.875円まで上昇、カナダ円もつれ高となるも、その他のクロス円は反落。

しかし、強すぎる雇用統計の結果に、米金利上昇、米株市場は崩れリスクオフの展開になり、円買いドル買いの流れで引けた。

先週のトレードは、ホールドしていたドル円は、想定通り週明け早々に158円手前まで上昇したので利確。

ホールドしていたユーロ円は、エントリー位置が悪かったので建値でスクエア。
半分ホールドしていたユーロドルは、1.04越えまで下げていたストップにかかりストップアウト。
ただし、1.0440を超えられずに再度下げたので、今度は短期で戻り売りで回転させた。

今週(1/13~)の相場観・トレード戦略

注目の経済指標は下記のとおり。

1/13(月)
とくになし
1/14(火)
氷見日銀副総裁の発言、米PPI
1/15(水)
英CPI&PPI、米CPI、米ベージュブック
1/16(木)
豪雇用統計、ECB理事会議事要旨公表、米新規失業保険申請件数
1/17(金)
英小売売上高

その他、FRB高官の発言が続く。

マーケット全体がきな臭くなってきた中、今週は氷見日銀副総裁の発言や英米のCPI&PPIの発表など、マーケットを動かす材料が並んでいる。

これまでマーケットでは楽観論が目立っていたが、複合的な要因で急に相場環境が悪化してきたと感じる。

米英の金利上昇で債務危機の声が出てきているので、リスクオフの流れが強まればこれまでの動きが一気に逆流するので、破壊力は大きくなりそう。

また、カリフォルニアでの大規模山火事が気になるところ。
保険請求金額が最大300億ドル(約3兆円)との日経の記事もあるが、そうなると保険会社が投資する株などの資産を巻き戻す動きも考えられ、そうなればリスクオフの動きに拍車がかかる。

ただし、ここ数年はこのようなリスクオフの流れとなっても長続きせず、長い目で見れば押し目となっているので、今回も同じような流れになる可能性もある。

しかし、少なくとも今週はリスクオフの展開になりそうなので、安易な押し目買いはせずに、資金管理を徹底して、相場の動きには逆らわないようにしたい。

今週のトレード戦略は、氷見日銀副総裁の発言や日銀の動向次第だが、短期的に円買い目線。

売り目線はポンド、ユーロ、オージー。
ポンド円は下げが加速すれば188円台まで、ユーロ円は160.90、オージー円は96.90台がサポートになっているが、下抜ければ一段の下げが期待できる。

マーケットの流れやヘッドラインで激しい動きが想定されるので、ポジションサイズに気を付けながらしっかり対応したい。

いいなと思ったら応援しよう!