VTuberを知ったきっかけ。VTuber企画をなぜ始めたのか。

まず僕は福岡の放送局、RKB毎日放送で毎週水曜日深夜24時55分から放送中の

「エンタテ!区〜テレビが知らないe世界〜」という番組のチーフディレクターを担当している。

https://rkb.jp/tv/e-sekai/

AI・ロボット・Vtuber・VR・ドローン・eスポーツなどの最新テクノロジーやコンテンツを「独自の目線で遊び尽くす」がコンセプトだ。

福岡の放送局でこの手の番組はおそらくエンタテ!区だけだと思う。

番組は今年で3年目を迎え、徐々にではあるが認知してくれている人も増えてきていると自負している。

そんな中、僕が特に力を入れているのが月1で特集している「VTuber企画。」

VTuberだけで街ロケをしたり・男性・女性・人じゃない・VSinger(バーチャルシンガー)・一芸などこれまで多くの特集を行ってきた。

東京のいわゆるキー局でもVTuber関連の番組はいくつかあるが、

VTuberの番組といえば「エンタテ!区」と言われるように...なれるように...が

今の目標のひとつ。

(TverやYouTubeなどネット配信はやりたいけれど、人手・許可関係などが...)

よかとちゃんの同時視聴配信は本当にありがたい。

そんな僕がなぜVTuberという文化に惚れ込んだのか。

番組開始直後に「VTuberとは?」という企画をやった。

番組オリジナルのVTuberを作ってみようってやつ。

その時は「作ってみる」というだけだったので、

その当時活躍していたVTuberは特に調べていなかった。

その3ヶ月後ぐらいに「富士葵」さんというVTuberが番組に出演してくれることになり、それを僕が担当することになった。

「富士葵」がどんなVTuberなのか…

彼女のYouTubeチャンネルを開くと、

HoneyWorks/ファンサをカバーした動画があった。

この歌ってみた動画こそが、僕がVTuberの魅力に取り憑かれたきっかけ。

人ではないバーチャルの空間に可愛らしい女の子が綺麗な歌声で歌っている。

髪が揺れ、細かな表情、こだわり抜いたMV

アニメキャラクターが歌っている動画とは違う、圧倒的な華やかさを感じた。

冗談抜きで500回以上は聴いている。(今でも定期的に)

この富士葵さんをきっかけに、VTuberが「歌」「ASMR」「企画動画」など

 YouTuberとは異なる独自の発展を遂げていることを知った。

これが日本の文化...

僕は東京の局で働いていた時に日本発祥の文化である「ロリータ」を

長年追っていた時期があり、

ロリータ文化を初めて知った時と同じくらいの衝撃を覚えた。

その後、VTuber界を引っ張るホロライブの「ときのそら」さんと街ロケをすることになり彼女について調べると

「VTuber」が日本という国を越えて海外でも人気になっていることを知った。

そして世間はコロナ禍に。

番組制作も制限を強いられ、外に出ての取材も難しい。

そんな時に「VTuber」をたくさん紹介する企画なら外の取材をせずに

ロケができるのではないかと提出した企画書が「女性VTuber特集」だった。

アイドル・占い・酒クズ・アダルトな「AVTuber」まで調べれば調べるほど

個性豊かなVTuberは存在していた。

なんせ今やVTuberは2万を超える数がいると言われているのだから、

当たり前かもしれない。

この女性VTuber特集をきっかけに上記でも書いた特集をこれまで行ってきた。

まだまだ、底を知れないVTuberの世界でやってみたい企画がたくさんある。

一時期、VTuberはオワコンなんて言われていたり、いつまでこの文化が続くの?

なんて、声もあるが僕はそんなことは思わない。

コンテンツは残り続けるものだし、

人ではない、新たなエンターテインメントの表現方法として

確立されているVTuberの可能性は無限だ。

※毎月新たなVTuberがデビューしているし。

地方局ながら、僕はこのVTuberという文化を多くの人に知ってもらう為に尽力したいと思っている。

今、東京・名古屋などでVTuberの大型イベントが行われているが、

僕の今の夢は「福岡でVTuberのイベント」をやること。

福岡はまだVTuberの認知率が低いと感じている。

少しでもこの素敵な文化を福岡の人に知ってもらいたいし、

福岡からVTuber文化を盛り上げたいと思って番組制作をしている。

いつかのロケの後に舞鶴よかとちゃん(番組準レギュラーの博多弁VTuber)に

「オススメのVTuberを紹介したい」と相談したら

「noteで書いてみれば?」と言われたのを思い出して、内容は違うけど

「VTuber企画を始めたきっかけ」を皆さんに知って欲しくて衝動的に書いた。

次はきっかけを与えてくれた彼女について書こうと思う。

それにしても、スキを仕事にできてる僕は幸せ者だ。



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