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スポGOMIの魅力 その2

馬見塚さんが、この競技を考案するに至った経緯や、競技を普及させていくにおいての思い、そして今後の展開等をお聞きするうちに、「これ、うちにとって、いいんじゃないかな?」という思いは「うちは、これをやるべきだ!」という確信に変わっていった。

さっそく、直近の大会情報をお聞きし、視察に伺うことにした。それは辻堂大会。当日は参加するわけでもなく、横で運営を見ているだけであったが…やっぱりいい!

でも、まだだ。話を聞いて、競技を傍から見ていただけでは、社内で説明しようにも、言葉に力が宿らない。

その流れで、辻堂大会の次の日には、家族を連れて青山での大会に参戦したのであった。

日曜日。家族3人で青山大会へ!

当時、二人の子どもたちも小学校の低学年や中学年だったかと思う。春日部から車で青山へ。駐車場に車を止めて、開会式の会場まで歩いて10分。うーん、テンションが低い。そりゃそうだ。父親の一方的な決定で連れてこられたんだから。まさに、渋々と、である。

不安を抱えながら、開会式が終わり、競技がスタートした。さすが、そこはスポGOMI。最初は足取りの重かった子どもたちも、次第に熱が入ってきた。
不思議なもので、最初はゴミが見当たらないが、自然と目が慣れてくると、ゴミが浮かび上がってくるような感覚である。
たまたま通りかかった駐車場のそばは、ポイントの高い煙草の吸殻がザックザックあった。今でも、その駐車場の景色はハッキリと覚えている。

60分の競技を終えて、閉会式。子どもたちも開会式とはまるでテンションが違っている。
「なんて、素敵なイベントなんだ!」と、普通はここで終わるのだが、事件は、その後、駐車場への帰り道に起こったのである。

ーつづくー

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