194NISAの落とし穴
コストの低さを考え、どう考えてもオールカントリーやSP500は優位だと思い、そのことをお伝えしてきたのですが、入口と出口を考えた時に、担当がいることも意義があることなのかな、と感じることがありましたのでお届けします。
入口はネット証券はキャッチーです。デジタルプラットフォームの名のものとにスマホですべて完結します。しかし出口、例えば死んでしまった時はどうなるでしょうか。
これは上場株式等移管依頼書です。例えばご自身がお亡くなりになり、財産を配偶者の方やごお子さんに残してあげる立場としてお考えください。
残された方は、まず同一の証券会社に証券口座を開設する必要があります。そして上記の書類が必要です。よく見ると何の銘柄を何株保有しているか細かく記入する必要があります。
残された方は亡くなられた方のネット証券口座にログインできるでしょうか。そもそも存在を知っているでしょうか。次にスマホの画面ロックを解除できるでしょうか。
しかも相続財産なので遺産分割協の対象になります。人生100年時代、高齢になった時にこれがスムーズにできるかどうかは極めて疑問です。せっかくの運用資産が冥土の土産になってしまうリスクがあるわけです。
インデックス運用、ネット証券という情報がほぼ一巡してきた今だからこそ、そしてお忙しい方こそお考えになる必要があるのではないでしょうか