195小規模企業共済の貸付を使って運用
ある社長さんにお聞きしたお話を、自分でも調べてお届けします。
小規模企業共済に満額月7万拠出されている方は多いと思います。(一定以上の規模の会社さんだと加入不可)
全額所得控除ですから年間84万の所得控除は大きいです。この拠出後の資金を貸付制度によって引っ張り、運用してしまおうというお話です。理屈上あり、だと考えています。借入金利は1.5%。
この金利以上の運用利回りを手堅いと思えればあり、ということになるわけです。
詳しくは中小機構のホームページをご覧いただくと記載があります。拠出実績が1年以上あり、拠出額の9割程度が借入できるようです。おそらくここまでの内容でピンとくる方は来るのではないでしょうか。
しかし、調べると面倒な点もいくつかあります。
長年拠出されている方で、505万以上借入を起こそうとする方もいると思いますが、元金均等返済になるようです。手元にふんだんに資金があれば問題ないですが、505万を60か月返済だと毎月8万以上返済する必要があります。
またわざわざ窓口での手続きが必要になる点が意外と面倒くさい点かなとも思います。
100万以下であれば1年後に一括償還ですが、同額借入といって当座貸越の更新のような手続きもできるようですが、これもまた手続きが必要です。
倒産防止共済にも同じような制度があり、
こちらは1年償還ですので、同様に同額借入でロールしていく方法があるようです。