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174天才はいない。天才になる週間があるだけだ。
かつて○○銀行の会計監査をされていたという経歴の方とゴルフに行かせていただくことが最近数回ありまして、食事中色々お話を聞かせてもらうのですが、ウイスキー(ハイボール)は夜しか飲まないと言うので理由を聞くと、
「ウイスキーは夜、水割にして飲みながら、英語の推理小説を聞くのが楽しみだから」
とお話されていました。お聞きするとアメリカに3年勤務されていたこともあり英語が堪能なのだそうです。とてもとても敵いません。もう一線を退かれたご年齢なのですが・・。
読書が好きな方は読書、落語が好きな人は落語、お笑いが好きな人はお笑いと、自然にインプットする時間が多くなるでしょうけれども、この書籍は苦しい思いをしても様々書籍や音楽、映画、絵画などに触れるべきだとしており、非常に納得感があり、はっとさせられました。腹部を鍛えたければ腹筋を毎日100回やれば良い、単純ですがこれがなかなか続かないわけです。意識して継続的にインプットの時間を取ることは楽ではないですが、クリエイティブな仕事をしたいのであれば覚悟を決めなさいと。
アートディレクター、コピーライターなどはこういったことの「ストック」を日々とてつもなく収集し、それらを掛け合わせて、時にこれは今ではない、これとこれを掛け合わせてこのように使うと!などとパフォーマンスに生かしているようです。
ここから書籍の引用になります。
You are what you are eat という慣用句がある。あなたはあなたが食べたものでできているとう意味であり、拡大解釈すれば自分の目、耳、口に入ったもので自分はできているということになる。
手塚治虫もこう言っている。「君たち、漫画から漫画の勉強をするのはやめなさい。一流の映画を見ろ、一流の音楽を聞け、一流の本を読め。そして、それから自分の世界を作れ。」
強いモチベーションをもとに活躍し続ける才人たちにほぼ共通する時間の使い方として「暇つぶしをしない」ということがある。これは休息を取らないこととはまったく異なる。彼らのバックの中には並行して読んでいる書籍や雑誌、資料が多くデジタルデバイスで読んでいる人はかなり少ない。現在の暇つぶしの多くは目を酷使するSNS等が多く目も脳も休まらない。いちばんの休息は睡眠であり、暇つぶしはkililing timeという。
ビルゲイツはthink weekといって一週間森の湖畔にこもってひたすら読書を行うそうだが、それは難しいにしても読書は「サードプレイス」がお勧めだ。自宅(ファーストプレイス)、職場(セカンドプレイス)では落ち着いて読書できないことが多い。読書のための時間、読書のための場所を計画的に日々の生活に中に確保することができると思わぬ副産物も得られる。読書は画面が変わるわけでも音がでるわけでもない、極めて能動的な行為だ。それを毎日のルーティンのように継続していくと、自然と集中力が身につく。
「まとめ」
名探偵コナンの作者が漫画とはいえ、あれだけトリックを永遠思いつくのは、おそらく過去に読んだ膨大な推理小説のトリックを多少なりとも拝借して、あるいはヒントにして作品としているのだろうことは想像に難くありません。
私はお笑い芸人の千原ジュニアさんが20年くらい前から好きで実は千原トークというDVDを20枚程持っていますが正直何回も何回も聞いたことがあり、ちょっとしたエピソードトークやこの言い回しは日常でも使えるな、というものは活用させてもらっています笑。ようするにそういったことのレベルの高いことを継続しなさい。という内容なのだと思います。暇つぶしについても考えTikTokは無駄なので削除しました。
また読書の目的はメタファーの蓄積という言い回しがありこれも納得でした。うまく活用できると語彙力、表現力が磨かれるのは確かです。
著者はアートディレクターなのかおすすめの映画、本、音楽なども列挙されていましたが、そこまでは必要ないのかな、という印象はありましたが一冊くらいは読んで改めてご紹介したいと思います。