【shine(GBPJPY)】「私のEAを選んではいけません」→フォワード5年の隠れた秀作
名称 : shine(GBPJPY)
開発者 : ARATA
価格 : 32,800円(税込)
販売プラットフォーム : GogoJungle
推奨通貨ペア : GBPJPY
必要証拠金 : 5万円以下から運用可能
公式ページ : shine(GBPJPY) (GogoJungle)
データ採集日:2023年2月13日
shine(GBPJPY) のスコア 71点 = B級(購入に向けて様子見できる)
スコアの評価基準はコチラ↓の記事をご参照ください。
総評: とにかくバランスの良いデータ。資金を守り、稼ぐべきときに稼ぐ
GogoJungle で販売されているEAは、実際に購入された件数のうち何件がそのEAを稼働しているかというデータ「稼働率」を示してくれています。
今回検証の「shine(GBPJPY) 」は2017年から現在までで7件の販売記録があり、現在7件全てが稼働されているという、稼働率100%を叩き出しました。
ん?販売開始から5年半も経っていて、たったの7件?
しかし損益グラフは見事な右肩上がりで、スコアも71点という高得点を記録しています。しかも、各項目のバランスも良い。(バックテストの「低ドローダウン」はほとんど3点に近い2点なので低いようで低くない。同項目の満点は5点)
このように安定感のあるEAなのに購入者が伸びない理由は、おそらく、公式ページの解説で開発者さんが「高性能EAが欲しい人は私のEAを選んではいけない」と、自信のなさを吐露しているからだと思われます。
その他にも、このEAの「欠点」なるものをいくつか紹介されています。
せっかくですので、そのいわゆる「欠点」に反論しつつ、「shine(GBPJPY) 」がそんなに悪いEAではないことを確認してみましょう。
開発者さん曰く・・・
<以下反論>
フォワードの平均利益と平均損失のバランスからして、損益分岐点は勝率37%ほどになります。これに対して、フォワードの勝率は実に45.33%もあります。
一方でバックテストを見ても、損益分岐点35.5%に対して勝率45.58%と絶好調。
順張りのスイングEAというのは勝率が低いのは常識ですが、その中で勝率45%は優秀といえます。
フォワードとバックテストがほとんど合致しているのも、再現性ありと期待できますね。
<以下反論>
ドローダウンが10~30万円とはいっても、これは0.1ロット(1万通貨)運用の場合です。
0.01ロットであればドローダウン1~3万円 と読み替えることができるので、実質、3~5万円の資金でも運用できる比較的に低リスクなEAだともいえます。
実際の運用では、5年半もの長期的なフォワードであっても最大ドローダウン10万円以下を維持しています。初期証拠金100万円に対して、10%もリスクがなかったということです。
長期フォワードでこの成績は、申し分ありません。
これで「ドローダウンが大きすぎる」というのであれば、世の中の売れ筋EAはほとんどが「壊滅的ドローダウン」になってしまいます。
<以下反論>
フォワード計測初期の2017年3月から2018年12月、そして謎の停滞期(後述)の2019年12月から2020年12月。これらの時期は、確かに、勝てないというか、損益が停滞しています。
しかし、チャートをみるとトレンドが出ていないわけではありません。
勝てない理由は別の要因がありそうです。(利確・損切り幅の相性が合わないとか?)
調子が良くなった2021年1月以後のパフォーマンスを、同じGBPJPY順張りスイングEA「英俊」と比べてみましょう。
「英俊」は以前もこのサイトで採点した優秀なEAです。
関連記事:【英俊(Eishun)_GBPJPY_M30】小さく負けて大きく勝つ、順張りスイングトレード
確かに「shine(GBPJPY) 」が利益にするポイントは、「英俊」でも同じように勝ち取っているポイントだとわかります。ロジックは違えど、同じGBPJPY順張りスイングEAなので。
そしてもう一つの注目ポイント。「英俊」が損失を出している、トレンドレスと思われる時期にも、「shine(GBPJPY) 」は損失にならずに残高を維持しています。
逆に「英俊」が利益で「shine(GBPJPY) 」が横ばいになっている時もありますが、これらのデータからわかることは、つまり無難に安定しているということです。
とゆうわけで、総評で述べたかったことはほとんど上記で書いてしまいました。
まとめると
・平均利益が平均損益の約2倍もあり勝率も悪くない
・フォワード期間が長くなっている割に、ドローダウンが大きくない
・大きなトレンドで勝って、それ以外では資金を守っている
これに付け加えて評価するとすれば、リスクリターンの割合でしょうか。
通常のリスクリターンは「収益 ÷ 最大ドローダウン」で計算しますが、当方では「最大ドローダウン ÷ 平均年間収益」を採用しています。つまり、最大ドローダウンが起きたとして、何年間でそれを回復できる見込みがあるかという目安です。
上記のスコアの項目でいうと「ドローダウン回復性能」にあたります。
「shine(GBPJPY) 」の「ドローダウン回復性能」は
フォワード:0.97
バックテスト:0.75
いずれも、1年未満で最大ドローダウンを回復できるポテンシャルがありますね。フォワード5年半でこのデータは、優秀です。
さて、良いことばかり書いてきましたが、不安要素がないわけでもありません。
同ロジックの姉妹作「shine(USDJPY) 」がボロ負けしていることです。
参考リンク:shine(USDJPY)(GogoJungle)
とゆうことは、「shine(GBPJPY) 」の方もロジックが優秀だから勝っているというよりは、GBPJPY の相場と相性が良かったということなのでしょう。
勝っているうちに導入して稼ぎたいEAですね。
その他の評価ポイント
☆ スプレッド耐性が高い(加点2点)
平均利益が大きくて、平均損失が小さい損小利大の優位性・・・については上記の得点の中にすでに評価されているからいいとして、それぞれの値幅が大きいのが嬉しいところ。
0.1ロット=1万通貨運用で、平均利益 6,259円ということは62pips。そして平均損失3,563円ということは、35pips ぐらいということです。その差、実に30pips近くあります。
同様に、バックテストでは約50pipsの差。
これだけ差があれば、少しぐらいスプレッドが広がっても影響は小さいと思われます。
いや、スプレッドが広いと勝率にも影響してしまいますが、現行の勝率45.33%。損益分岐点が勝率37%なので、こちらもまだ余裕があります。
そもそも、バックテストの通貨ペア GBPJPY 想定スプレッドが 「3.0pips」と、私が使っているGEMFOREX や Land-FX よりも広いですね。
これなら、スプレッドが広めの海外ブローカーであっても、気にせず運用できそうです。
☆ 不調の時期もドローダウンを回避してきた実績(加点2点)
このEA「shine(GBPJPY) 」がまだそんなに売れていない理由の一つは、おそらく、フォワード期間のど真ん中2019年11月から2021年1月にかけて謎の停滞期間があることでしょう。
この間、公式フォワードが稼働停止していたかのように見えるので、これを警戒して購入をためらう方もいるはずです。
実はこの間、フォワードの稼働はしていましたが、利益&損失の割合が小さすぎて、損益グラフには波がないように見えるだけです。
その他の時期とあまりにも損益の差がありすぎるので「ロジック変更した?」と疑いたくなりますが、この前後でバージョンアップした記録はありません。
つまり損益が安定していない・・・ようにも見えますが、考え方を変えるとこれはむしろ安心材料ともとれます。
どんなEAにも不調期・ドローダウン期が来るもの。「shine(GBPJPY) 」の場合はロジックが相場に合わなくなると、上記のように小さく勝っては小さく負けてを繰り返すようになるのだと思われます。
もしそうなのであれば、不調期に大きくドローダウンを喫する他のEAより、資金を減らさない「shine(GBPJPY) 」の方が安心なのではありませんか?
もちろん、相場の状況によっては大きな負けが連発してしまう時もあるでしょう。それは、それこそどんな優秀なEAにもいえること。
不調の形の一つが、このように守りに入るEAであれば、他より安心感があるというものです。
とゆうか、キャッシュバックをもらっていれば、この停滞期も実質プラス収支を維持しているのですけど、それは、また、別のお話。
参考リンク:キャッシュバックはTariTaliが最強とわかる理由5選+@(FXでみんなタシデレ)
☆ 迅速かつ丁寧なサポート(加点2点)
ゴゴジャンの公式ページには、開発者さんに直接質問ができる「コミュニティ」というコーナーがあります。
「shine(GBPJPY) 」のページのコミュニティにはまだ書き込みはないのですが、同開発者さんの他のEAのページのコミュニティを見てみると、ユーザーからの質問に対する開発者さんのレスポンスの速さがうかがえます。
質問を受けて回答するまで常に数時間以内と、非常に迅速で、かつ、丁寧です。
自分の資金を預けてEAを運用するにあたり、その開発者さんと直接コミュニケーションが取れるというのは、大きな安心感がありますね。
☆ 今さらながら、稼働率100%は信頼の証(加点2点)
公式ページでの解説も少ないし、レビューやコミュニティーでの情報もないし、あんまり褒めるところが見つからないな~・・・、と思ったら、忘れていました。
冒頭で紹介した5年半の販売実績にして稼働率100%という実績。これは文句なく、評価できるポイントです。
だいぶ前に購入したユーザーも、新しく購入したユーザーも、みなリアル口座で使っているということ。
ただ、これは過去1ヶ月の状況ですので、それ以前や今後はわかりません。
2ヶ月後、3ヶ月後にもまだ稼働率100%を維持しているようであれば、ユーザーの期待にしっかり応えているということになりますね。先が楽しみです。
以上。本稿もご愛読ありがとうございました。「shine(GBPJPY) 」の詳細は公式ページでご確認ください。