建築設計事務所・デザイン事務所・工務店が絶対にすべきインスタグラム集客活用方法
僕は工務店の設計士です。
設計士といっても、10人~20人程度の工務店なので、設計だけでなく、営業、広報、企画なども私が担当しています。
また、経営方針などについても日々考えています。
今回は設計事務所・デザイン事務所・工務店の集客についてです。
集客方法はいろいろありますが、最近ではSNSの活用が必須となりました。
SNSの中でも現在最も住宅市場にマッチしているのはインスタグラムです。
1年前ではSNSのアカウントすら持っていない企業も多かったですが、今では建築系の会社のアカウントは増えていますね。
ここで思うのが住宅がSNSで売れるのか?という疑問です。
確かにインスタグラムを見ただけですぐに購入につながるわけではありません。
しかし、僕は実際にインスタグラムで集客したお客さんを受注につなげています。
例えば最近では、住宅単価は3000万円程度の注文住宅を受注しました。
インスタグラムは確実に集客ができるツールです。しかも無料ツールです。
使わない手はありません。
しかし、インスタグラムはアカウントを作っただけでは意味が全くありません。
また、情報がお客さんに届き、受注までして初めて活用できていると言えます。
SNSに慣れていない人や、そこまで手が回っていない方もいるかと思いますので、これをすれば受注につながる集客できるという方法をお伝えいたします。
①インスタグラムは写真が命。竣工写真はプロに撮影を頼む
まず、投稿する写真がきれいかどうかがカギになります。
意外に写真を自分で撮って投稿している会社さんが多いですが、集客を目的とした投稿をするなら、素人の写真は極力控えた方が良いです。
iPhone11などは自分でとってもきれいですし、写真が上手な人は自分で撮影した写真を投稿しても良いと思いますが、住宅写真はプロのカメラマンと素人では写真のクオリティーの差が大きく出てしまいます。
というのも、プロのカメラマンは写真の加工技術が高いです。
もちろん使用しているカメラ自体も良いものだとは思いますが、そのあとの見え方をどのくらい修正するかで写真の出来が全く違います。
この加工は、単価の低い住宅であればあるほど活きてきます。
有名建築家の建築作品であれば、素人が撮影しても問題なく映えるかもしれませんが、1000万円台で建てる家や2000万円台を標準としている会社はデザインが似たり寄ったりなので、いかに綺麗に写真を加工してもらうかが大切になってきます。
プロにとってもらった写真は自社のWEBサイトに掲載することも可能ですし、ほかのSNSや広告に使うことも出来るので、施工事例写真は多い方が広告力につながります。
プロのカメラマンの撮影単価ですが、5万円~10万円程度が多いです。
※有名なカメラマンだと20万円~30万円程度必要ですが、インスタグラムでの集客だけで考えると費用対効果が低いので、あまりお勧めしません。
②トンマナを揃え投稿。写真は選りすぐりのものを。映えない写真は掲載しない。
トンマナとは、「トーン&マナー」の略で、デザインに一貫性を持たせることです。
インスタグラムだと、自社のイメージに合わせた投稿をすることや、投稿同士のイメージをそろえるといったことがこれに当たります。
「新しく竣工した家は必ず撮影する」ということをルーティンにしている会社さんも多いかと思います。
そういう場合、新しく竣工したものはすぐにインスタグラムに掲載したくなりますよね。でも、撮影した端からどんどん投稿していくのは良くありません。
きちんと掲載して映える写真なのかを確認しましょう。
まず考えたいのが、自社のデザインやコンセプト通りに作った家なのかどうかです。
・予算が合わないので、いつもと違う仕様で建築した
・自社のコンセプトに合わない計画をクライアントが求めた
と言った経験はありませんでしょうか。
このような形で建築した場合、この施工事例写真は掲載しない方が良いです。
なぜかというと、トンマナが崩れてしまうからです。
インスタグラムで重要なのは、何件着工しているかをユーザーに知らせることではなく、どれくらい良い家を作る会社だと思ってもらえるかどうかです。
私の会社はこんな家も作れますよというアピールをしたくなるのは分かりますが、それではコンセプトがぼやけて顧客に刺さりません。
しっかりと映える写真のみを使いましょう。
また、物件による違いだけでなく、どの部屋の写真を使うかも重要です。
例えば、トイレや納戸などは掲載を控えた方が良いです。
理由は映えにくいからです。
もちろんトイレや納戸まできれいに設計していて、なおかつ他社との差別化が行われていれば掲載するべきですが、そうではない場合はLDKや外観、こだわりのポイントなどを投稿しましょう。
③投稿写真は施工事例写真のみに統一。
投稿する写真は施工事例写真のみに統一しましょう。
現場の技術の高さを伝えたいという思いから、大工さんや左官中の投稿などがたまに見受けられますが、そのような投稿はあまり効果はありません。
というか、トンマナを崩すのでやめた方が良いです。
現場の写真は、モノづくりの思いが映し出されており大切にしたいものですが、映えにくくインスタグラムには不適です。
割り切って、完成写真のみを投稿しましょう。
④投稿頻度は2日に1回。投稿は1枚ずつ3投稿。
インスタグラムはサイトのようにSEO機能は期待できません。
昔の投稿が上がってくる等システムではないので、最近投稿したものが優先的に見られます。
そのため、つねに新しい投稿をアップしておくことが大切です。
理想は毎日投稿です。とうか、毎日投稿を心がけてください。
1日の投稿は1枚ずつ3投稿を基本とすべきです。
どういうことかというと、まず1日の投稿は何度もすべきでありません。
2日1回投稿するといっても、一日に何回も投稿しそれを繰り返すとどんなに濃いお客さんでも逃げてしまいます。
一日の投稿は1回にしましょう。
しかし、一回の投稿を1枚で終わってしまってはいけません。
3投稿連続で行いましょう。
1回の投稿に3枚の写真をまとめて投稿するのではありません。
1回の投稿には1枚の写真で、連続で3投稿します。
そして、頻度は2日に1回。(一日おきで投稿)
連続で3投稿する理由は、トンマナを揃えるためです。
インスタグラムは横並び3つの表示が基本です。
そのため、横一列の写真の雰囲気が揃っていることが大切です。
3つの投稿は同じ物件の写真を絶対に使うこと。
そうすることで、物件が変わるタイミングで段が変わるので、きれいに映ります。
また、3投稿を連続することで、ユーザーからアカウントや写真を見つけてもらいやすくなります。
一枚だと見逃してしまう投稿だとしても、3枚同じような投稿があれば、手を止めてもらえる可能性が高くなります。
これを守って投稿することで格段にトンマナが整います。
⑤投稿からプロフィールに誘導。
投稿を見てもらうことが目的になるとだめです。
投稿からいかに自社のWEBサイトに来てもらうかが重要です。
そのため、必ず投稿にはプロフィールの誘導を記載しましょう。
▽テンプレーーーーーーーーーー
.
---------------------------------------.
.TOPページはこちら @インスタグラムアカウント
---------------------------------------.
.https://~(自社WEBサイト).
.
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テンプレを貼っているので、使ってください。
「.」点を使って、改行や余白をとることも大切な要素です。
これをすべての投稿の後ろに入れてください。
投稿に入れたサイトのURLはリンク機能がありませんが、@以下のインスタグラムアカウントはリンク機能がありますので、プロフィールに誘導することが可能です。
⑥ストーリー投稿は毎日が理想。投稿はプロフィールにストック。
インスタグラムのストーリーの活用も必須です。
ストーリーは毎日投稿しましょう。
ここで気を付けたいのが、縦長写真のみを使うということです。
一般的な投稿とは異なり、ストーリーは画面いっぱいに表示されます。
横長の写真を使うと、余白部分が出来てしまい、見栄えが悪いです。
そのため縦長写真のみを使いましょう。
⑥フォロワーは1万人が必須。フォロワーは購入すること。
インスタグラムのフォロワーは1万人を超えると、ストーリーにリンク機能を付けることが出来ます。
この機能は1万人のフォロワーがいないと使えません。
しかし、1万人のフォロワーを集めるのは不可能に近いです。
そこで、ユーザーを購入する方法があります。
(あくまでもサービスの紹介ですので推奨はしていません。)
あるといっても、これはインスタグラム(フェイスブック社)は禁止していることなので、ばれるとアカウントを止められる危険性があります。
しかし、インスタグラム フォロワー購入 と検索すると普通にフォロワー購入を代理してくれる会社の広告が出てきます。
実際に使ってみましたが、普通に購入することができ、特にアカウントを止められることもありませんでした。
このような会社は、購入操作をばれないように期間をあけながら行ってくれているようです。
とはいえ、グレーゾーンの方法なのでこちらは自己判断、自己責任でお願い致します。
僕の調査によると、有名な工務店等もこのサービスを使っているようです。
いかがでしたでしょうか。
すべてを完遂しなくても、出来るところからやっていくだけで、格段に集客率が上がると思います。
実際に僕の会社では資料請求のうち3割程度はインスタグラムからです。
あなたの会社の集客に少しでも役立てばと思っています!