第5回 生理学 2021.5.11
皆さんこんにちは(^_^)
今日は循環の生理学です。
お題は
『血 圧』
ではやっていきましょう!
血圧とは?
簡単に言うと、血液を全身に行き渡らせるのに大事なのが血圧です。
血液に乗せて酸素や栄養素を運んでいきます。
心臓や動脈などが血圧のコントロールに関わっていて、これらが機能しなくなると問題が発生します。
最高血圧と最低血圧?
よく皆さんが耳にする最高血圧と最低血圧ですが、
最高血圧=収縮期血圧
最低血圧=拡張期血圧 とも言います。
余計にわかりにくくなったと思うので、もう少し簡単に…
最高血圧は心臓が血液を押し出すのに一番圧力をかけて流れが強い状態で、
最低血圧は心臓が拡がって血液をため込み血液の流れが緩いときの状態を
表します。
血圧を家で測定する人も多く、一般の人でも「上(最高血圧)が130で下(最低血圧)が80」などと言うのを聞いたことがあると思います。
ちなみに血圧の単位は「mmHg=ミリ水銀やミリエイチジー」と言います。
2019年のガイドラインから以下の様に10刻みになりました。
ではこの血圧が上がる原因は何でしょう?
血圧が上がる原因は?
ではそのまま問題です!
問題1.血圧を上昇させるのはどれか。
1. 大出血
2. 尿量増加
3. 血管拡張
4. 心拍出量増加
答えは【4】です。
1.大出血時は血液量減少になるので血圧は下がります。
2.尿量増加時は尿は血液をろ過していらないモノを出しているので、
「尿量が増える=身体の水(血液量)が減る」と考えてください。
3.血管が硬いほど血圧上昇と単純に覚えておいてください!
血液ドロドロで動脈硬化のおっさんは血圧高め!です。
ついでに「油ぎっしゅ」も付け加えてもいいくらいですね。
では同じ要領で次の問題です。
問題2.収縮期血圧の上昇がみられるのはどれか。
1. 動脈平滑筋の弛緩
2. 血液量の減少
3. 心室収縮力の低下
4. 動脈弾性の低下
答えは【4】です。
1. 動脈平滑筋の弛緩
と2. 血液量の減少は上と同じですね(^^)
3. 心室収縮力の低下はそのまま収縮力低下しているのだから血圧も下がります。
ポイントを押さえれば大丈夫ですね(^_^)
では最後に平均血圧の求め方です。
平均血圧とは?
平均血圧を求めるためには『脈圧』が必要です。
◎脈圧 = 最高血圧 ー 最低血圧
例:最高血圧が140mmHg、最低血圧が80mmHgの場合
脈圧は 140 - 80 = 60
そして脈圧を1/3した値を最低血圧に足すと平均血圧が出ます。
◎平均血圧 = 最低血圧 + 脈圧の1/3
例:最高血圧が140mmHg、最低血圧が80mmHgの場合
脈圧は 140 - 80 = 60 で、脈圧の1/3は20である。
よって平均血圧= 80(最低血圧) + 20(脈圧の1/3)
= 100 となる。
では問題に行きましょう。
問題3.収縮期血圧140mmHg、拡張期血圧80mmHgのときの平均血圧はどれか。
1.90mmHg
2.100mmHg
3.110mmHg
4.120mmHg
答えは上の通り【2】です。
ちなみに…
123456は3で割り切れると思いますか?
3で割り切れる数にはある特徴があります。
その特徴は…
「数字全部を足して3の倍数」であれば割り切れる特徴があります。
123456を1つずつ分けて1+2+3+4+5+6=21です。
21は3の倍数なので、123456は3で割り切れるということになります(^^)
皆さんは柔整師になるだけではなく、このくらいの教養(といっていいのか…)も身につけてくださいね(^^)
先生の師匠は「教養は長い時間かけて付くものだ」とこの前おっしゃってました。
なんでも日々勉強ですね。
さあ長くなりましたが、今日はこれで終わりです!
明日も頑張りましょう!(^o^)
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