#1 初めて買ったNゲージ 「山手線 E231系」
僕が初めて買ったNゲージはTOMIXのE231系山手線だった。
12年前にお年玉を貯めたお金で当時札幌の発寒にあったトイザらスで買った。
Nゲージというものを知ったのは幼稚園の頃母が買ってくれたTOMIX図鑑がきっかけ。母は電車の図鑑のつもりだったのだろうが、本物と間違えるぐらい精巧な造りに魅了された。
それから憧れ続けたNゲージをついに手にして自ら運転した時の興奮は今でも忘れられない。
初めて実車に乗ったのは登場直後の小学4年の時の家族旅行で東京を訪れた時。
電車にテレビ画面が付いているのが驚きだった。
それ以来東京という大都市への憧れと東京の象徴としてE231は僕の中で強く意識する車両になる。
大学生から会社員になり乃木坂や鉄道模型関連の用事で年数回東京へ行けるようになり会社員二年目東京勤務の9ヶ月間ではE231山手線は身近な存在になった。
先日新千歳から東京に向かう飛行機で偶然乗り合わせた友人と浜松町から乗った山手線で「古い車両も減ってきたね」と友人が言った。
子供の頃最新鋭の未来の乗り物だった車両が新型車両に取って代わられる。
過去の名車も辿ってきた運命だ。
近いうちに山手線から姿を消すことになるだろう。しかし僕のNゲージ史の全てを知る車両はこれからも小さな山手線で夢を運び続ける。
2016.2 五反田
2017.4 巣鴨
2016.11東京モノレール 天王洲アイルー浜松町
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