成功を阻む親との見えない鎖を断ち切ろう!!
無論、親は大切な存在です。
子どものために人生をなげうって、無償の愛を注いでくれた特別な存在。
と聞いて、全ての親が無償の愛を注いでいるでしょうか?
あなたの親は、子どものやりたいことに反対し、「ああしろ!」「こうしろ!」と指示をしてきませんでしたか?
小さいうちは、親に何も言い返す術がなく、ガマンしてきた。
だが大人になっても、相変わらずやりたいことに反対してくる。
もちろん悪気があって、足を引っ張るわけではなく、たいていは愛情の裏返しだったりします。
ただし、ここで大切なことは、「大きな目標」に挑戦するときは、いったん親との距離を置いたほうがいいということです。
そのほうが過去のできない自分と決別して、数倍もの力を発揮できるからです。
距離を置いたほうがよい親とは?
親と断絶すればいいの?
そんな親不孝なことはできない。
そう思うかも知れませんが、多少の距離を置きながら親の想像を越えた存在になることこそ、本当の親孝行なのかもしれません。
たとえば公園で、親と離れた場所で友だちと遊ぶような子どもは、転んだり、嫌なことがあったりするとすぐ親の所に飛んできてしまうもの。
つまり状況に応じた、子どもが示した距離が心の状態に合った距離感というわけです。
親子だからといって、この距離感を無視してズケズケ入ってくる親がいます。
それが、すぐダメ出しをする親です。
何かにチェレンジし失敗をしたら「ほら、できないじゃん」とボヤいたり、子どもが着る洋服につい口出しをし「こっちのほうがいいよ」「変だよ」と言ってしまう。
子どもが話をしている途中に話を遮り「そうじゃなくて」と親の意見を一方的に押しつけて子どもの話を聞いていないなど。
自分の親がこんな言動をしてきたら距離を置きましょう。
目に見えない鎖を断ち切ろう
なぜ親との距離が必要なのか?
それは目に見えない鎖が解けるからです。
親の近くにいると無意識のうちに見えない、生まれたときのヘソの緒に縛られているような状態になっているからです。
「そんなバカな!」「自分はとっくに自立してる!」と反論したくなるかと思います。
しかし、親との距離が近い限り過去の自分を越えられません。
ダメ出し親は、子どもがいくつになっても支配をしようとする支配欲求を持っています。
なぜこういう行為に走るのかというと、親自身も自己肯定感が低く子どもに依存しているからです。
親も自分に自信がない。自分に価値が低いと感じているので、人との距離感や接し方がわからない。
(子どもとすれば、できれば自分の親はそうじゃないと思いたいですよね。)
だから子どもを支配すれば、自分の地位が上がるという認識をもっています。
「親の言うことを聞いてればいいんだ!」
「誰が養ってると思ってるんだ!」
などの暴言を吐いてきたら、目に見えない鎖で縛ろうと満々なので、速攻で距離を置きましょう。同居している人は、覚悟をもって一人暮らしをした方が、自分の成功につながります。
親なので疎遠なんてできない
暴言を吐いてきたからといって、やっぱり唯一無二な親を見捨てることなんてできないという人もいるでしょう。
見捨てずに親と一緒に暮らさないと、バチがあたるのではと思いますが、それをしてはいけません。
では、どうすればいいのか?
それは離れて暮らしたときは、たまに親に電話で「良かったこと」だけを報告すればいい。
それだけで親はあなたを「未熟な子ども」だと思わなくなります。
たいていの親は、いくつになっても「子どもは子ども」という思いを断ち切れない。だから近くにいるとつい心配になって「転ばぬ先の杖」で心配ごとを先回りしてきます。
また支配しようと「できっこない!」「世の中そんなに甘くない!」「あんたはいい加減なんだから!」と呪いをかけ、あなたを「できない自分」に一気に引き戻そうとします。
せっかく覚悟を決め、自分の成功のためにと思ったのが、出鼻をくじかれ新しい挑戦どころじゃなくなります。
では、まだ夢が叶う前にすべきことは?
ある程度の距離を置けばそんな心配はなくなります。
先程もいいましたが、とにかくダメ出しされても、ケンカにならないために「良かったことだけ」を話すです。細かいことは話さなくていい。
万が一、またダメ出しされたら「あっ、仕事の電話だ」といって、途中で電話を切ればいいのです。
それはたとえ親に何を言われようが「親と自分は別の生きもの」と割り切ることです。
自分は、たまたまこの両親のもとに生まれただけ。
この親から産まれてきたという事実があるだけで、人間としてはわかり合えない、「ただの他人」という考えを持ちましょう。
「わかり合えなくて当然」と思えばなんともない。腹も立たないし、いがみ合うこもない。
いい争いの時間を1秒たりともつくらないことも、親への思いやりです。そして、親からのダメ出しを耳にしなくなると、ある現象が起きます。
それは、過去の「できない自分」との決別です。
自分の限界を忘れて、いろいろなことに挑戦できるようになります。親の思考の枠から解放されて、自由に動くことができます。そして、この小さな挑戦の繰り返しこそが、夢が叶う前のすべきことなのです。
おわりに
親子というのは不思議なもので、相手のことを思い出していないようでいて、実はいつも相手を思っているもの。
つまり、離れていても心の距離が、離れることはありません。ただ、物理的な距離が開いただけのこと。
自分の好きなこと、やりたいことを「形」にしたいなら、周囲の雑音が耳に入らない孤独な時間との戦いが不可欠です。
そのためには、一時的に親と距離を置く覚悟も、ときには必要です。
それでは、また。