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ゴミ出しに行くと・・・

以前は6時ごろゴミ出しに麓まで降りていたが、流石に寒くなって
また 暗かったりするので7時にずらしてみた。
上に高校があるせいか 高校生とよく出会う。

通りすがりにレモンの香りが漂う🍋

ん?誰?と振り返ると3人の男子高校生 
朝練か何かあるのかな 7時10分ごろ 今時の男子高校生は
レモンの香りがする

私の頃 同級生にレモンの香りがする同級生はいなかった。
汗の匂いはしてたかも 大体体臭がするほど 男子学生に近づいたことが
なかった。中3の3学期に北九州から転校してきた私は
慌ただしく受験をし高校生になった。
高1の時 同級生の名前を〇〇くん と呼んで 嫌味を言われた
〇〇さんと呼べと言われた。
くんで呼ばれると 馬鹿にされたような気がすると。

別に馬鹿にした覚えも無く 普通にくんで呼んだだけ。

高校の入学式で わ!笑顔が素敵だなと思う人がいた。
背が高くて メガネをかけていた 笑い顔が太陽のようだった
上級生かなと思っていた

夏休み前の球技大会で たまたま見かけて同級生だったと知った
同じクラスになったことはないが よく噂は聞いた
彼は生徒会の役員をしていて 同じクラスの 京子さんが好きだとか

私は2年あたりから 学校に行きたくなくて休みがちで
学校で一番好きな場所が図書室だった。
2年で弓道部から頼まれて 部員になったけれど 
弓道場とクラス 図書室を行ったり来たりしていた

あまり人と関わりを持ちたくないというか 話をしたくなくて
弓道は道場に入ると ほとんど話をしない
緊張感漂う 弓道場がその頃の私に合っていた

特に仲良しという友達もなく かといって 寂しいとも思わずに
高校生活を送っていた

太陽の君は 私と違って沢山の友達がいて 賑やかな高校生活を
過ごしているように思えた
多分 私の胸の中には いつもどこかに太陽の君がいた
片思いだった

どこでどうなったんだろう
太陽の君と喫茶店に行って コーヒーを飲んだ事がある
太陽の君のお母さんと仲良しになって 遊びに行ったこともあるが
一度も自分の胸の中を開いた事がない
自宅に電話がなくて 呼び出しの電話があるたびに ドキドキしながら
電話で話した。ただそれだけ

今でも背が高くて メガネをかけている人は 皆 イケメンに見える
トラウマになっているみたい 一人でニンマリしている
メガネを掛けなければいけないのは わ・た・し

朝のゴミ出しで 男子高校生を見かけることが増えて
胸の中の太陽の君を思い出している
そのうちレモンの香りで 思い出したりして・・・

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