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【小説の紹介】佐藤厚志「荒地の家族」
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こんにちは。Kです。
Kくんの純文学読書会 紹介編 始めていきましょう。
今回の作品はこちら!
震災から10年、
重厚なリアリズムで描かれる芥川受賞作
浦島太郎も納得の力作!?
(当読書会の自作キャッチコピー)
芥川賞受賞作 佐藤厚志「荒地の家族」
今回は読書会ではなくて、未読の人のための小説紹介です。
こちらは新潮に掲載された作品です。単行本も発売されております。
動画でもご覧いただけます。
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あらすじ
宮城県の海沿いの町に住む、四十歳の植木職人・坂井祐治は、震災で仕事道具をさらわれ、その二年後に妻を病気で失い、今では実家で母親と小学六年生の息子と三人で暮らしている。
請け負っている植木やその他雑多な工事の現場と、高い防潮堤のそびえる海岸線を行き来し、祐治は様々なことに思いを馳せる。
津波のこと、昔の町の姿、死んだ妻のこと、一人息子の啓太のこと、出て行った再婚相手のこと、病気になった旧友のこと……
災厄から十年経った荒地で、祐治は何を思い、何を見るのか――
それぞれの思う「読みドコロ」
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震災ものなんだけど気張って読まなくていい本だなって思います。緊張して読む必要はないっていうか、ニュートラルな状態でも楽しめる本。
僕はこの小説を読んで、生きていく力強さみたいなものを受け取ったんですよ。震災後の世界を生きている人の小説だからこそ受け取れたようなものがありました。自信を持ってオススメできる作品です。
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鬱々とした小説ってわけじゃないですよね、植木職人の四十歳の男、坂井祐治の日常があくまで描かれ、その中で祐治がいろんなことを思い出す、そういう記憶との戦いっていうかね。
リアリズム文学って結構言われてて、芥川賞選評でも真っ直ぐに描いたリアリズム小説とか言われて、そういうところが評価されたってことなんですけど、僕は、リアリズムだけではないと思ってます。パッと幻想的なシーンが入ってきたり、炎の中に町が現れるみたいな、そういうところがあったりとか結構ドキッとさせられるようなところが、間に差し込まれて。最後のシーンにもあります。最後の最後もそう。
そういう幻想的なところが出てきて、すごく重要なスパイスみたいな感じになっているんですよね。
ただの退屈なリアリズム文学ではないと僕は思って、そこがすごく良かったです。
自作キャッチコピーになぜ浦島太郎が出てくるのかっていうのも一つの読みドコロですね。リアリズム文学なのになぜ浦島太郎なんだ?って。
浦島太郎トークを読書会本編動画の方で結構しているので、読み終わった方はこちらの動画も見ていただけたらうれしいです。
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Kくんの純文学読書会チャンネル的マトリクスの紹介です。
シンプル方面に3ポイント
精神性・内面に4ポイント
の位置にさせていただきました。
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純文学らしい純文学だったね。純文学っていうのに興味があるけど、小説がいっぱいあって何を選んだらいいかっていう人にはいいんじゃないですかね
。すごく難しいとかっていうわけではないですよね、何が書いてあるか分かりやすいと思います。決して軽い話ではないんですけど。
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Kくんが読書会本編で言ったけど、文章に真摯に向き合っていると言うか、ずるいごまかしをする気のない実直な誠実な文章ですよね。
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本日は、
佐藤厚志「荒地の家族」
を紹介させていただきました
こちらは別動画で読書会も行っております。
深掘りしてお話ししておりますので、読んだ方はぜひそちらの読書会動画もご覧いただけたら嬉しいです。
ご覧いただきありがとうございました。
佐藤厚志「荒地の家族」
ぜひ読んでみてください!
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