さらば、全てのエヴァンゲリオンとOne Last Kiss
宇多田ヒカルのOne Last Kiss
この曲がやたらと残る。
彼も言ってるけど
狐につままれた感覚。
そうまさにエヴァの
「はっきりしない」「謎」
に25年間捕らわれてきて、
長い時間をかけて右往左往しながら霧の中をうろついてきた感覚。
宇多田ヒカル
は、新劇版のエヴァンゲリオンの主題歌を提供し続けてきたっていうのもあるんだろうけど、最後の最後のシンクロ率は半端ない。
曲と歌詞もさながらだけど、このPV。
「現場ディレクション無しで本人の自撮り等による撮影素材」
「スマートフォンも含む様々な機材で撮られた映像素材」
で作られているのだけれど、それが
「プライベートな過去の大切な記憶を辿るような、切ない感情が湧き上がる作品」として構築されているらしいが、
本当にその通りにできてて、映像作る人ってスゲェな、というのが率直な感想。
「大切な記憶を辿る」「切ない感情」
の2つがビシバシと襲ってくる。
が、エヴァンゲリオンを見てきた事のない人もコレかんじるんだろうか、と思う。
この歌詞に関しては、エヴァンゲリオンの映画の内容に触れながら書いた方がいいと思うのでネタバレ防止の為にしばらくしない。
ネタバレにならない頃に。
いやとりあえずひとまず完結したエヴァンゲリオンにありがとうですな。
さらば
というか
ありがとう
かな。楽しませてもらって。まだしばらくは解釈で楽しめそうな気がする。
しっかしこれくらい解釈のしがいのある作品ってのも珍しいよね。ホント。