【朗報】新小3もSAPIXと四谷大塚を併用できちゃう!?について
年長(新小1)の2月よりSAPIX小学部、四谷大塚リトルを併用してきた我が家。新小3からは、SAPIXも四谷大塚もようやく4教科カリキュラムになるので、いよいよ「SAPIX or 四谷大塚」を決めなければ!の時期だったのですが…ふたをあけてみると、小3も問題なく2塾併用できてしまうことがわかりました!
↓先日のつぶやきより↓
ということで、引き続きもう1年は2塾併用していくことに決めました。(例年どおり四谷大塚の年間支払いも完了しました。)
継続の理由としては、
・スケジュールに無理がないこと
・理科/社会 の両塾の教え方の違いを知りたい
の2点です。
今回は、新小3からのSAPIXと四谷大塚の授業、テスト、費用を比較しつつ、個人的に気になっている点を列挙してみたいと思います。
新小3|四谷大塚は週2、SAPIXは週1
小3からは、4教科になるので、四谷大塚もSAPIXも週2になるものとばかり思っていた(ただのリサーチ不足…笑)が、SAPIXはこれまでと変わらず週1の授業という点が、今回の嬉しい誤算の要因だ。
四谷大塚は「週2」
「国語と社会の日」「算数と理科の日」という形で週2日授業がある。
1日 1時間45分の授業。
授業の前後に15分〜30分の計算/漢字の演習も引き続き実施される。
小2同様に成績上位者の「Sクラス」とその他クラスに分かれての授業となる。(Sクラスのみ指定曜日となるが。用事がある際などは他クラスへ振替可能な点は引き続き◎ ※SAPIXは振替制度なし、テキストのみ受け取る形)
テストが、年13回ある。
上記の授業に加えて、5週に1回の「月例テスト」、年に2回のリトルオープンテスト、年に2回の全国統一小学生テスト、3年の最後はリトルオープンではなく、1月末に新小4組分けテストがある。
Sクラスメンバーには月1回の「マンスリー講座」もある。
Sクラスのメンバー(正確には直近の全国統一小学生テストの結果により選抜されていると聞いている)には、月1回 2時間の「マンスリー講座」という少し難しい算数の問題に取り組む授業もある。
週2+隔週で土日いづれかはテストかマンスリー講座 というスケジュール感だ。(純粋に小2よりも1日増える。)
これに加えて、「春期講習4日間」「夏期講習8日間(※)」「冬期講習4日間」の3点セットも必修。
(※)小1〜2は4日間。小3から前期4日間/後期4日間の計8日間にふえる。
SAPIXは「週1」
隔週ごとに、「国語と社会の週」「算数と理科の週」と設定されている。
1日 2時間の授業(小1〜2は1時間30分だった)。
曜日固定、振替不可。
テストは、年6回。
小3から10月の「サピックスオープン」が増える。
これに加えて、「夏期講習8日間(※)」「冬期講習4日間(※)」の2点セットも必修。
(※)小1〜2は夏期講習4日間のみ、冬期講習は無し。
SAPIXの授業日数の少なさ
ここで気になってくるのが「SAPIXの授業日数の少なさ」。年間カリキュラムを見る限り、SAPIXは「夏期講習8日間」「冬期講習4日間」も使って単元回収をしていくように見える。
小2までは、四谷大塚もSAPIXも隔週で「国語の週」「算数の週」と振り分けられていて、学習単元の順序の前後はあるものの1週間のインプットはほぼ同量だという肌感だった。
しかし、現時点で案内を受けている内容を上記のように比較してみるとSAPIXの授業日数少なさが顕著だ。(テストも少ない!)
「SAPIXの宿題量がえげつない!」はいつから?
私が、もう一つ気になっているのは、巷で言われる「SAPIXの宿題量がえげつない!」はいつから?なのか。授業数が少ない分、宿題?家庭学習の分量がドカンッとふえるのか?
↓これまではこんな感じ↓
ちなみに、上記は宿題として提出が義務付けられているわけではない。(が、隔週で教科チェンジなので、隔週ごとに「復習」を終えたテキストを提出すると「みました!😊」のサインをくださいます。)
小3からは、理科/社会が増えるので、2倍になるのかな?という程度で、巷でいうほどのえげつない、にはならなそうな印象だ。やはり小3までは準備体操期間という扱いということなのか。
四谷大塚リトルの圧倒的手厚さ
2年間併用してみて、四谷大塚が圧倒的に手厚いと感じている。個人的な見解を列挙してみたいと思う。
・授業の振替可(同じ週内で)
SAPIXは欠席振替無し、テキスト配布のみ(郵送/次回授業での受け取り)と何度も書いているが、我が家もこれまでの小1〜2の2年間で行事等で8回ほど授業を欠席した。(テストは欠席なし。)一方で、四谷大塚は振替可なこともあり、この2年間で授業、テスト共に欠席はゼロ。
・15〜30分の強制参加の「演習」
先にも少し書いたが、四谷大塚では、毎回授業の前後には、15分〜30分の計算/漢字の演習問題プリントが用意され、強制参加で取り組む。SAPIXでいう「さんすう基礎力トレーニング」の問題のような簡単な計算問題と漢字検定よりも難しめの「漢字の読み書き」のプリントだ。これが全国の四谷大塚で実施されているのか、息子の通う教室のオリジナルなのかはわからない。
・タブレット学習教材
オンラインリトルくらぶもあるので、タブレットやPCで「予習ナビ」という授業映像を見れたり、「高速基礎マスター」で計算問題を解くこともできる。高速基礎マスターの計算は、繰り返しランダムに出てくる問題を答えていく形となり、8000問クリア(9割正解)するとひと通りの問題を習得したと判定される。スマホでもログインできるので、隙間時間や移動時間にも取り組める。
・宿題と細かなチェック
-毎回の授業で渡されるテキストは次の授業までに全て解き直して提出
-算数/国語のホームワーク(日付入りで1日1ページ)は授業日に提出
-Sクラスで配られる追加課題プリント も次の授業までに解いて提出
この3点は家庭でまるつけをしてから毎回提出する。早ければその日中、遅くとも次週に添削して戻される。添削はかなり厳しめで、字が汚い息子の場合、汚字があるとコピーされたまっさらな問題が渡される。笑(親子ともども本当に良い先生方だなぁと感謝しています!)
・Sクラスへの追加課題と「マンスリー講座」
追加課題は実際の受験問題から抜粋した問題をあつめた算数プリントや1枚ペラの短文読解問題が多い。難解な問題というよりは、角度を変えて目線を広げる問題をチョイスしてもらえているような印象。決まった配布物というよりは担当の先生のさじ加減のように思える。(実際のところは不明)
・テスト結果上位者の掲示
年13回あるテストの全てのテスト結果上位者の一覧が教室に掲示される。競争で順位をつけられることが少ない昨今、順位と個人名と点数が掲示されるのは、子どもたちにとっては新鮮すぎるようだ。ちなみに、SAPIXでは掲示されることもなく、点数を言い合うことも控えるように言われているようなので、四谷大塚ならでは?なのか。(ワセアカなども掲示があるのか?)四谷大塚の小2・小3は、「Sクラスとその他」というふんわりとしたクラス分けなので、このテスト結果掲示でSクラス内でも士気が高まるように思う。(テスト範囲のある月例テストは満点や上位にいても、全国統一やリトルオープンなどの実力テストだと点数を落とす子もいて、そういう子はSクラスキープが厳しくなるようです。)
話は逸れるが、各塾で「●●さん 祝○○中学合格」と合格掲示をするけれど、個人情報保護の観点からはOKなのだろうか…笑(難しい時代ですね)
・検定合格者の掲示
算数検定、漢字検定、英語検定の取得は推奨されているわけではないのだが、息子の教室では、合格証を持っていくと掲示して大々的にほめてくれる。
建物の外で送迎のみのブラックボックスなSAPIXと違い、保護者とも密な四谷大塚リトルは、本当に手厚い。
新小4まであと1年|四谷大塚かSAPIXか
丸1年先延ばしになった塾選択。手厚さを取るのか?合格実績を取るのか?はたまた受験はしないのか?
息子の新小3スタート時のクラスは
・四谷大塚 Sクラス
・SAPIX 1月の組み分けテスト結果:偏差値69
なので多分また最上位クラス(まだクラス分け結果待ち)かな?
というところ。
SAPIXを欠席しても上位キープできているのは、四谷大塚の手厚さによるところなのでは?と思ってみたりみなかったり…笑
最後に費用比較!
4教科に増え、四谷大塚は日数も増えるので、両塾ともに月額アップはするものの、個人的には、特に四谷大塚の手厚さを考えると安すぎやしないか?と思う次第です…!!
この記事でも書きましたが、声を大にして言いたい。小3でもなお、
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「お受験」のための幼児教室の夏期講習(10日くらい)の費用で、
四谷大塚とSAPIXに1年間まるまる通ってお釣りが来るという事実。笑
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2月からの新小3の授業が始まったら、また肌感を書いてみようと思います。引き続き読んでいただけたら励みになります。