身の丈に合わない高級ホテルに泊まる庶民ファミリー。
身の丈に合わない高級ホテルに泊まる庶民ファミリー。
とは、まさに我が家の事でございます。
おそらく、見た目、ありとあらゆる所作や言葉遣い全てから我々が庶民である事は隠しようがございません。
ですが、ホテルは私たち庶民も温かく受け入れて下さいます。
ホテルのエントランスをくぐれば、そこはもう別世界。どこからかフワ〜ンといい匂い。
ホテリアの方が足早にやってきて、声をかけてくれて、荷物をさり気なく預かってくれます。
なんか凄く歓迎されている感じが嬉しい。毎日、掃除洗濯に子どもにこき使われている私が、突然、姫にでもなったかのような夢心地。
フロント前のラウンジで、ぼんやり外を眺めていると、ドアマンのところへ次々と入ってくる車は、なかなかの高級車。
実に美しい世界です。
車から降りてくる皆さまの整った佇まいも美しい。
ここは貴族の城か?ダウントン・アビーの現代版?
しかも、ダウントン・アビーのように特に事件も起こらない。ただだ快適。
飲み物にお食事、プールやジムなど、どこに立ち寄っても、おもてなしづくし。
大満足してあっと言う間にチェックアウト。我が家は、また現実へと帰って行く。
あ〜あ、終わっちゃた。
とならないのが、高級ホテルの素晴らしさ。
ホテルをチェックアウトしてからも、マンネリ化した日々へのスパイスは続きます。
我が家に帰ってきて、あ~あ~。と、思うかといえば、いやいや。
どんなにステキなホテルでも、やっぱり眠り慣れたベッドが最高!
我が家の最高!となるのがま
たよい。
おまけに、水回りの整頓やタオルの畳み方をホテルの真似したりしたりするだけで、あら、なんか我が家もいいんじゃない?
な、雰囲気になったりします。
確かに、我が家には贅沢過ぎる高級ホテル。
でも、年に一回、夢の世界に紛れ込むと、そこはお値段以上のものがあります。
来年は、どのホテルに泊まってみようか~。