笑うしかなくなる。という現象。笑。
人間って、強いストレスやショックに突然に
襲われると、どうなるか?
泣き叫ぶのか?
固まるのか?
ちっちっち。ノンノン。
場違いにも
笑ってしまうんです。
フフフ。
とか、そういうんじゃなくて、
アーハッハッハッハッ。
みたいな感じで。
私も40歳を越えるまでは、知らなかった
が、我が身を持って体験済み。
自身で耐えられるレベルを遥かに越える事態が発生し、どうして良いか分からない時に脳がバグる。
みたいな感じで。
これが起こる為には、あらゆる側面から窮地
に陥っている。という状況設定が必要で、陥っている精神状態にさらに追い打ちがかかった状態。
食べ終わっていないラーメンに、頼んでもいない替え玉をのせられたような感じ?
ちょっと違うか。
これを体験した事のある人は、案外多くないんじゃないかと思うのですが、いかがでしょう?
かなり非日常で、良くも悪くもドラマチックな故に。
この「笑うしかなくなる」状態を知ってから、どういう訳だか、テレビのお笑い番組、お笑いタレント、コントを見ると、
ちっ。
と悪付く自分が生まれてしまった。
私の言い分はこうだ。
お前たちは、本当の笑いがわかっているのか? そんな薄っぺらい笑いで人を救えると思うなよ。
私、何者?
随分勝手な言い分だわ。
と、
爆走する独り善がりを止めようとする気持ちもなくはないが。
でも、理性を押し退けで出てくるおっさん。
そんな甘っちょろい笑いなど、
笑いじゃねぇよ。
焼酎片手に愚痴る酔っぱらいオヤジ。
のような私が頭の中で、すくすく育っている昨今。
おばさんなのに、おじさんが育っている。
というのは、どうなんでしょう。
うむ、なかなか生きている。
一生懸命生きていないと、こういう感じは沸いてこない。
そうか、これが哀愁か!
ついに哀愁か!
中学生の頃から憧れていた哀愁。
フフフ、哀愁。