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世界各国の将来人口がわかるサービスを作ってみた
日本の人口減少の話題を耳にすることが多くなり、自分の子供の世代ってどうなる?、日本の国際的な立ち位置がどうなる?って、気になってしまいました。皆さん気になります?
そこで、世界各国の将来も気になったので、世界各国や地域の将来人口が一目でわかるサービスを趣味で作ってみました。将来人口は推計です。
サービスはこんな感じです。
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/145403265/picture_pc_2240d37a3f994ec446892c66ef3ddd80.gif?width=1200)
ちなみに、皆さんは、今まで旅行や仕事で訪れた国の将来が気になることありません?
で、このサービス使って調べてみると、将来にわたり最小人口(推計)は定位置で、英語名"Holy See"。どこかと思ったら、バチカン市国、国連表記でこう呼ぶんですね。
最大人口(推計)は2023年から1位インド、2位中国で、2070年まで変わりはなさそうです。将来人口のトップ10ランキング(推計)は次の通りです。
![](https://assets.st-note.com/img/1719493026845-DR2R1yUbsp.png?width=1200)
このサービスにアクセスすれば皆さんも、気軽に世界各国の将来人口を調べることができます。サービスはGoogleのLooker Studioというダッシュボードで作っています。無料、会員登録なし、怪しいものではありません(笑)。
見たい奇特な方は少ないと思うんですが、ぜひ暇で暇でしょうがない時の暇つぶしに使ってください。
ということで、PC版はこちら。
※ 根拠データで後述してますが、国連の世界人口推計の2024年版が出たので、ダッシュボード作り変えました。
2022年のPC版はこちら(既存のもの)。
何がわかるのか?
各国の将来人口を解析したのか? そんなことありません、ど素人ですので。国連がオープンデータという、自由に使えるデータで提供していたので、ありがたく使っちゃいました。
※データですので個人の意見の介在はありません。
※日本語での国名は法務省と外務省からの引用です。
国連の出している将来人口推計のデータ(2022年改訂版)
United Nations "World Population Prospects 2022"
Copyright © 2022 by United Nations CC BY 3.0
で、何がわかるのか?
① 1ページ目でわかること
世界、地域、各国別に 2022年から2070年まで
総人口、出生数、死亡数、出生率などの将来推計が、地図と共にわかります
② 2ページ目でわかること
世界各国・地域の 2022年から2070年までの
総人口、出生率、年齢中央値の将来推計が、上位・下位の順別にわかります
調べてみたらこんなことがわかる
自分みたいな全くの素人でも、こんなことが分かりそうです。
① アフリカやアジアなどの地域で調べてみた
アフリカは今後も人口爆発の地域であり、2070年には32.1億人に達すると推計されています。ちなみに、自分が訪れたアフリカの国のほとんどが、2070年まで人口増の一途でした。
![](https://assets.st-note.com/img/1719493219548-lruNxFjdaf.png)
そして、アジアは2022年と同様に、2070年も52億人(世界人口103億人)と世界人口の半分を占める地域でありそうです。地図からアジアがどのエリアかわかりますね? この地域割は国連のデータを使ってます。
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/145753423/picture_pc_b09d0e085af3c7ccc26d48a4bc08bf94.gif?width=1200)
② 北ヨーロッパや東アジアなどの地域で調べてみた。
ヨーロッパでは北ヨーロッパを除き、将来、人口減少する傾向にあり、平均年齢も高いです。北ヨーロッパで人口減少が進まない予測は、なぜなんでしょう?
![](https://assets.st-note.com/img/1719493287773-FdFQKMsBmV.png?width=1200)
また、東アジアは2022年でも自然減、今後も出生数と死亡数の差が広がり、世界でも人口減少が早くから進んでいくことがわかります。皆さんからよく言われるGDP予測とセットで見ると、さらに分かることがありそうです。
![](https://assets.st-note.com/img/1719493324007-59ld3iBklH.png)
③ アメリカやカナダなどの国で調べてみた。
アメリカとカナダは先進国でも数少ない、人口増加の国です。アメリカでは出生数と死亡数は逆転しますが、人口は増えていく!! 自然減を上回る他国からの人口流入があるんですね。民族の多様化はアメリカのセンサス(Race and Ethnicity)を見ると凄いなーと思います(感想)。
![](https://assets.st-note.com/img/1719493380106-jWTtVUiM5Z.png)
④ 東アジアの出生率から、東アジア国々の将来を考えてみた。
出生率で考えてみました。出生率は中位と高位(Upper)、低位(Lower)の5パターンの推計で示してます。2023年の実際の出生率、日本は1.20と中位推計より低く、韓国は0.72、台湾は0.87と低位推計より低いことから、東アジアは国連の将来推計より人口減少が進むと想定できちゃいます(泣)。
![](https://assets.st-note.com/img/1719493415664-BMzRMkvXaP.png)
なんとなく、誰でも新聞記事のように将来人口を語れそうです? ホント?
で、日本は年齢中央値が高く、人口の自然減が世界で最も多い国なので、他国と比較すると、世界に先駆けた少子高齢化対応の必要性などの視点が得られそうです。これまで、報道の記事見てもピンとこなかったのですが!!
と言うことで、気が向いたら、ダッシュボード使ってみてください。
個人の趣味なので、サービスは自分のお小遣いの範囲で運営します。
参考までに、日本の将来人口のダッシュボードも作っています。
また、以前のnoteはこちらです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。