【踝丈の冬物】

夏のニット
裏地が羽毛の夏服
風通しの良すぎるコーデュロイ

ちぐはぐの衣服はオシャレというより
狂った時世を表しているようにも感じられらる。

今年を語るのはまだ早いと未来の大多数の声が聞こえそうなのは私だけではないだろう。

この所謂「新しい生活様式」は2020年に始まり終わりの見えない先へと続くのだから。

ウイルスも仕事や日常の変化も関係なく木々が彩りはじめている。

我が家も炬燵を出し、タンスの夏物も整理をした。

ただ踝丈の冬物だけが行き場を失っている。

あれはなぜ買ったのか?
なぜ商品と生ったのか?
これからも着続けるのか?

なんとなくだけど己で拓ける道も全くないわけではないらしい。

今朝の紅葉に寄せて。

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