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ここ最近見てよかった映画

早いもので年が明けてしまった。もう2020年である。今年の正月は訳あって実家に帰らずに過ごした。

年末年始と仕事詰めだったので、至福は映画である。ずいぶん気温の下がった部屋の中、紅茶を片手に見た映画を紹介しよう。


アダムスファミリー2

新年一発目はアダムスファミリー。なぜ2かというと、Amazonが1に対応していなかったからだ。謎。

最高に不幸な一年になりそう。こういうダークコメディがやっぱりたまらないですね。今作ったら不謹慎厨に叩かれるのかもしれないけど。常識はずれで薄暗い、ジメジメした最高の家族の色あせない物語。

ウェンズデーのいびつな恋模様も、フェスタ―おじさんのいびつな恋模様も見ていて飽きない。キャンプでの大どんでん返しは見もの。


バックトゥザフューチャー3

去年から見返している「バックトゥ―ザフューチャー」シリーズ。やっと3が見られた!(時間的に余裕なかった)

30年前、30年後と来て100年前にさかのぼってしまったマーティ。西部開拓の時代だ。レトロ小物好きとしてはその辺の時代感はぐっとくるものがあった。まだ未開拓の時代に飛ぶってなかなかむずかしそう。圧倒的に不便だろうし。

そんなものが少ない時代にどうやってデロリアンを時速140㎞にするんだ?と思うがそれが毎回の見もの。今回も予想外の方法でやってくれました!少年の心に戻ることが出来る作品。


残穢

毛色かえて、ジャパニーズホラー。

とんでもない映画に出会ってしまったなという感想。囲まれて気づいた時にはもう逃げられないという恐怖。

主人公に寄せられた恐怖体験の投稿を皮切りに明かされていく穢れの連鎖。主人公たちは調査をしていくうちにその穢れの根源に迫っていく。そして最後には…

調査によって歴史が遡られ、呪いの根源を見つける、という形式が自分自身で恐怖に迫っている様子を描いていて精神を研ぎ澄まされた。見ても聞いても話しても祟られるという、理不尽系怪談の一種ではあるのだがそれに気づかずいつの間にか見ているこちらにまで感染するのではないかという恐ろしさもある。

そして主人公たちが途中で調査をやめてしまうところも妙にリアリティがあった。非日常が怖くなって日常に戻っていくのには身に覚えがあるだろう。

強いて言うならば、怨霊たちの祟る基準がわからず疑問が残った。想像力で補うべきなのだろうが、何せ答えが無くてもやもやする。まあこれこそが作者のねらい目なのかもしれないが。

小説があるらしいので小説も読んでみたいと思う作品だった。

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鬼堂廻
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