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「懐古厨の非日常」2024年1月15日の日記

・友人の書いたNoteの記事を読んで、面白いなーと感嘆。
僕は彼のように知識も豊富ではないし、言い回しのエッヂが効いているわけでもないので本当に自己満足でダラダラとした文章になってしまうが恥ずかしくなった。
しかし、隣の芝が青いのはいつどの立場になったとしても変わらない。
羨ましがっていても仕方がないのである。

・さて、今日はだいぶ気持ちが浮ついている。
何故かというと、前々から泊まりたかったホテルに宿泊するからだ。
毎日毎日同じことの繰り返しで時間ばかり無情に消費していく社会人は、自分自身でご褒美を与えなければならない。
そのご褒美がおいしい食事の人もいれば、ブランド物のバッグの人もいる。
最近の僕の場合は、「素敵な旅館やホテルに宿泊する」ことである。
結局人間は非日常を求めている。6畳二間、エアコンの壊れた木造建築も僕にとっては癒される空間ではあるが、偶には違う癒しがほしくなる。
僕が求める「素敵な宿」というのは、僕のこの懐古厨な一面を飽和してくれる「レトロな宿」を指す。
その宿が昭和や明治に建てられたもので、殆ど昔のまま残っているのが最も魅力的だ。文豪が泊ったことがあるならなおさらいい。
僕の非日常というのは、「現代」から「過去」にタイムスリップさせてくれるような体験や場所なのだと、最近になってようやく気付いた。

・文学・映画・旅行‥‥‥今の3大趣味はこれだと言ってもいいだろう。
行きたいところ、見たいもの、読みたいものを探しているときは、さながら宝探しをする子供の気分である。
物心ついたときからインターネットが身近な存在だった僕は、宝探しをインターネット済ませてしまう節があったが、この頃では時代をさかのぼったつもりで書店の雑誌や店頭なんかで探すようにしている。
インターネットは便利だが、味気ない。欲しい情報は検索ボックスに打ち込むだけでずらりと並んでしまう。精査するのが大変ではあるが、探す大変さはあまりない。
喉から手が出るほど欲しい情報を探して探して、やっと雑誌の片隅に見つけた時の達成感はなかなか味わえないのである。

・「ホラーと小説の相性が悪い」と言っている人がいる。どう考えても相性はいいに決まっている。なんなら、他の媒体より読者の想像力に訴えかけるから、相性がいいと思う。いずれにせよ、僕はホラー小説が一番好きだ。

・読みたい小説探しをしに、神保町に行こうかな。

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鬼堂廻
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