「もがきとりんご」2020年4月24日の日記

今日の猫は4時に起きたし、あまり煩くなかった。常にこんな感じがいい。

朝から劣等感に苛まれた。これのひとつ前に記事にした、「犬」という人の文章を読みまくったからだ。手放しに称賛したい気持ちと、くそう、という悔しさが滲む。躍起になって文字を打ち込んでいると猫が来て寝始めた。

自分はより良い文章を書くためにもがこうと思った。何をすればいいのかなんてことは考えず、とにかく文字が読みたくなった。

幸い、蔵書は山の様にある。適当に目についたものを手にとって読むことにした。アウトプットにはインプットが必要だと思っているせいもあり、インプット用の本は絶対に手放せない。

京極夏彦の「姑獲鳥の夏」の続きを読んだ。京極夏彦の文章はするすると頭に入ってくるから好きだ。彼の本ばかり読んでしまうのでどうにか他の作家にも手を出していきたい。小野不由美の「残穢」を買ったので読もうかと思ったが、ベッドから動きたくないのでやめた。書斎とベッドルームを分けているが、読みたい本はやはり枕元に置いておくのが吉だと思った。

15分ほど雑に家事をこなした。やはり向いていないな、と思う。まとまった金が手に入るようになったらお手伝いさんを雇いたい。きっとそんな日は来ないだろうけれども。

まだ昼過ぎか。

ホラー映画でも見ようかとAmazonプライムを回遊したがあまり見たいものも見つからずに夏目友人帳のアニメと闇芝居を見た。妖怪やホラーはやはり心に癒しを与えてくれるものだ。夏目はほんわかしているから理解されやすいと思うが、闇芝居の方はどうだろう。なかなかにホラー色も強くて見る人よってはトラウマになるかもしれないような内容だが、僕はそのホラー感が好きだ。
単純に、スリルが好きなのに近いかもしれない。

そのあと、地獄少女のアニメを見たら漫画を読みたくなったのでKindleで漫画を買ってしまった。Amazonに魂を売ったかの如く。地獄少女は、悪人も善人も全て依頼者の基準で裁かれている点が面白い。他者から見たらそんな大したことがないようなことでも本人からしたら大変なダメージだったりする。というのをよく表していると思う。僕は恨んでいる人間がいないこともないが、地獄通信には頼らない。自分の手で地獄に落としたいからだ。生憎、理性を持ち合わせているので行動に移すことはないが。

題名のりんご、に意味はない。なんとなく付けたかったので付けただけである。

気づけば日も落ちかけている。なんだかんだで1日は早いものである。


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鬼堂廻
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