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「良い出会い」2021年2月2日の日記

さて節分だ。
鬼は外福は内というが、これでは鬼が可愛そうだ。共存を選ばずに追い出すというのが実に人間らしいな。
だから、外に追い出された鬼は是非うちに来てくれ。手厚く保護しよう。

昨日何を血迷ったか20時にベッドに潜り込んでしまったせいで深夜3時に目が醒めた。20時に寝てきっちり7時間睡眠。僕の身体は優秀だ。
1度目覚めたらしばらく寝付けないたちなので、映画を観ることにした。
「ミッドナイト・イン・パリ」という映画を観た。
随分前からマイリストに入れていたが、なかなか見るタイミングが無く放っておいた作品だが、これを深夜に見たのは大正解だった。
夜の街から迷い込むファンタジックムービー。
ロマンティックな90分間を過ごすことが出来た。
現実世界とリンクする映画を選ぶのが好きなので、ミッドナイトにこの作品を見ることに意味があったように感じる。
静まり返った真っ暗な部屋の中に、映画の音声と光だけがぼんやりと充満していく。その空間そのものに飲まれるのが最高だった。

さて、そんなこんなで上機嫌のうちに朝を迎えた。素晴らしい朝だ。映画の中に雨の描写が出てくるのだが、それに合わせたかのように雨が降っていた。実に空気の読める天気だ。
映画のおかげで今日一日がかなり幸せな気持ちで過ごせている。やはり一日の始まりというのは大事なものだ。
悪夢で起きた時なんかは最悪で、一日中陰鬱な気持ちで過ごさなければいけない。夢に左右されることはまあ少ないが、後味というものは大事だろう。

今日も何もしていない。
強いて言うなら、この気持ちを書き起こさねばという気持ちになって映画の感想を書き連ねた感想文ともいえぬものを書いたくらいだ。
あとは、この日記をダラダラと書いている。
生業は何かと聞かれた時に、物書きですと名乗りたいものだ。そんなことばかりをつらつらと考えている。

この頃は良い傾向で、まあ今までがスランプだったから当たり前なのだが、ずいぶん筆が乗るようになった。書きたいことが増えている。
プロットや構想ばかりが思いつくので早く形にせねばと思うのだがどうにも筆が遅いのだけが難点だ。表現が甘いような気がして、とにかくがむしゃらに書いて後で手直しすればよいともわかっているのに、妙なこだわりのせいで書き続けられない。
とにかく書け、と言い聞かせるほかないのかもしれない。

「ミッドナイト・イン・パリ」の主人公も小説化を目指している男だったので勝手に親近感を抱いた。しかもロマン主義。良い友達になれそうだなあなんてことを思っていた。
気になったら是非見てみてほしい。

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鬼堂廻
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