web3についてのレポート読んでみた(2/N)
前回に引き続きレポートを読んでみました。
https://blockchain.bitflyer.com/pdf/web3Research2023.pdf
まだ11章あるうちの4章…
今回から解説というか
関連していることを調べてみて記載してみる。
第4章 GameFi と X to earn
「ゲームをプレイしてトークン等を得る」….
ゲームとしては、ブロックチェーンゲームと呼ばれる。
(ブロックチェーン技術を活用したゲーム)
時価総額は1000億円を超える規模のものもある。
1000億円というと、国内におけるポケモンと同程度。
https://stat.visualizing.info/msm
THE Sandbox を例にあげてみる。
イベントのクリア、アイテムの売買等によって
トークンを獲得することが可能。
アイテムの作成は無料で誰でも可能。
作成したアイテムはNFTとなり、唯一無二だ。
アイテムを売れば、収益を得ることができる。
昔はゲームでどんなに金貨を得ても
現実でお金持ちにはなれなかったけど今は可能だ。
ここでGameFiにとって大事なこと
・トークンエコノミクス
・アクティブユーザーの数
トークンエコノミクス
トークンエコノミクスとは、トークンの流通量や用途、流動性の担保方法などの一定のルールを決めた経済圏のこと(調べても定義みたいなものはなかなか出てこなかったので下記を参考にした)
ここでもThe Sandbox を例にとる
The Sandbox の発行しているトークンは
「SAND」と呼ばれる有限トークン
用途としては、アイテムや土地(ここではThe Sandbox上での土地であるLANDを指す)の購入費用、アバターのカスタマイズ費用、また保持によって投票権(仕様変更などに関する決議の際にもつ票)を得ることができる。
発行上限は3億枚
アロケーション(配分)(下記参照)
供給方法、月単位の供給量(下記参照)
2023.1頃を見ると発行上限3億枚の70%程度が発行済
流動性の担保
流動性… あまり聞きなれない言葉
調べてみると以下のとおり
換金のしやすさ ということは
SANDをいかに現金に換えられるかということだ。
SANDを現金化するにはどうすればよいか…
ウォレットと取引所(DEXなど)を用意してそこで換金する
(ウォレットに換金機能が付いたものもある)
2023.1時点ではSANDを直接日本円に換金することは難しそうだ。
SAND ⇒ ETH(イーサリアム) など⇒(日本の取引所CEXに送金して)日本円
のような経路で現金化する
取引(換金や送金)には手数料がかかるので注意が必要
多くの人が換金しようとすると、
SANDが大量に売りに出される形となり、SANDの価値は下がるので
いかにしてSANDに価値を持たせるかが重要となる
アクティブユーザー
文字どおり、実際にそのゲームに参加している人数のこと
人数が多いほど、価値を見出している人が多いということなので
アクティブユーザー数は大事な指標になる
つまり、いかにしてアクティブユーザーを増やし
維持するかがカギとなる
SANDを例にとると
総アドレス数(SANDを持っている人)約21万人
アクティブアドレス数 ( 24H 2023.1.4) 約600人
時価総額800億円を超えているが、600人程度しか
プレイをしていない。
アクティブユーザーを増やすには
かなり難しそうだ。
今回はここまで
レポート自体は8章くらい読んだ。
このレポートについてはTwitterでも話題になっており、
色々議論が巻き起こっているので読んでみるとおもしろいかも。
全財産イーサリアムさん も私は好きです。
次は第5章「暗号資産」