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フィットネスインストラクターとして成功するための戦略

Jay Guillory  AFAAマスターインストラクター

 ついにやり遂げましたね! あなたはテストに合格して、認定グループフィットネス・インストラクターになりました。おめでとうございます!

 次は、自分がどこに“フィット”するかを考えなければなりません。ご存知のように、優れたフィットネスインストラクターになるためには多くの資質が必要とされます。 クラスの種類によって、これらの資質は異なります。 グループフィットネス・インストラクターになりたての人にとっては、最初のクラスの指導はプレッシャーを感じるかもしれません。

 経験豊富なインストラクターは、自分のスキルセット(知能や技能)を向上させることは継続的なプロセスであり、それはフラストレーションを感じながらも同時にやりがいがあることを知っています。 キューイングの出し方、音楽の合わせ方、振り付けの覚え方、観察力など、多くのことを管理するのは大変ですが、これらはグループフィットネスのインストラクターにとって必須のスキルです。

 しかし、優れたフィットネスインストラクターになるためには、スタジオで行うクラスだけでなく、クラス外でのことにも関心をもつ必要があります。

《スタジオにおいて優れたインストラクターになるための方法》
1 準備をする

 グループフィットネス・インストラクターが覚えておくべきことのひとつは、予期せぬ事態に備えて常に準備をしておくことです。予備の音楽を用意したり、マイクの予備の電池を準備したり、どのような状況でも教えられるようにしておくことで、ストレスになりそうな事態を少しでも回避することができます。

 クラスのバックアッププランや予備の着替えなどを用意しておけば、予定通りに物事が進まなくなったときでもパニックになるのを防ぐことができます。

2 練習方法

 クラスの準備を可能な限りしておくためにはモノだけではなく、練習も必要です。ベテランのグループフィットネス・インストラクターともなると、この作業が少なくなるかもしれませんが、それでもすべきことはあります。

 動きのパターンからキューイングのテクニックまで、すべてを練習することで、流れるようにクラスを進行できます。

 練習をすることで、インストラクターは振り付けや動きのパターンの「違和感」を解消することができます。 また、クラスの安定した一定の流れを保つために、効果的なキューイングを自然に口にすることができるようになります。

3 教育を受ける

 フィットネス業界は常に変化しているため、すべての認定グループフィットネス・インストラクターは、再試験等のプロセスを経ることなく資格を維持するために、一定量のContinuing Education Units =CEUs(継続的な教育)の受講が必要です(具体的なボリュームや内容は認定団体によって異なります)。

 継続的に教育を受けることで、インストラクターは他では学べないようなテーマや情報に触れることができます。それはまたグループフィットネス・インストラクターが科学に基づいたエクササイズという観点での知識を深める機会を提供します。

 インストラクターにとって、成長するためには、継続的に学び続けることが欠かせません。フィットネス業界でのあなたの専門性を磨くことへの投資は、より多くの知識を取得するだけでなく、一生徒であることを再認識することができます。

《スタジオの外で良い指導をするための戦略》
4 繋がりを作る

 SNS時代のおかげで、グループフィットネス・インストラクターは、以前よりもずっと簡単に参加者とつながっていられるようになりました。インストラクターは、プライベートのSNSアカウント以外に、仕事用のSNSのアカウントを作成することをお勧めします。

 アカウントを分けることで、コンテンツの投稿を区別することができます。インストラクター・アカウントを作成することで、グループフィットネス・インストラクターは、現在の指導スケジュールや代行クラスの情報をフォロワーに伝えることができます。また、フィットネスに関連するテーマについて、自分が責任を持てる範囲内でのアドバイスを行うことができます。

5 セルフケア

 ほとんどのグループフィットネス・インストラクターは生まれながらに「与える」ことができる人たちかもしれませんが、時に立ち止まり、充電する時間を取る必要があります。

 グループフィットネス・クラスの指導には多くのエネルギーを必要とし、インストラクターは健康を維持するためにセルフケアのテクニックを取り入れる必要があります。 キャリアの中で、教えることが少し負担になってしまうこともあるでしょう。

 グループフィットネスのインストラクターには、充電して自分を活性化させるための「リラックス」タイムが必要です。 スパに行ったり、家族と過ごしたり、趣味に没頭したりするのも、セルフケアの一環として有効な方法です。

6 社会貢献活動

 グループフィットネス・インストラクターは、より良いインストラクターになるためのスキルを磨くために、非常に多くのコミュニティを培う機会があります。例えば 地域のマラソン大会で、5キロマラソン、10キロマラソンの前のウォームアップの指導を担当することで、普段グループフィットネス・クラスには参加しない人たちと出会うことができます。

 このような機会では、いつもと違うキューイングテクニックや動きのパターンを学ぶことができます。 また、キャリア・デー(生徒たちの職業選びの参考のため実際に仕事をする人たちから話を聞くイベント)や地元の健康に関するイベントでの講演等のボランティア活動も、インストラクターが人前で話すスキルを向上させるのに有効な手段です。

 優れたグループフィットネス・インストラクターになるためには多くのスキルが必要ですが、「自分らしさ」は最も見落とされがちなスキルです。 技術的なスキルの中で自分らしさを発揮することで、クラスの参加者の注目を集めることができます。 そして、あなたのクラスに何度も足を運んでくれるようになるのです。 参加者は、あなたがどれだけ自分の健康に気遣っているかを見て知ることで、あなたと「つながり」を持つことができます。

 この「つながり」こそが、グループフィットネス・インストラクターとして充実した実りあるキャリアを送るための鍵なのです。

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