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第2子を出産したブリニャルスドッティルのドキュメンタリーをウェスト・ハムが公開 :: WSL Watch #047

前に"WSL Watch #025"でアーセナルのベス・ミード(Beth Mead)とフィフィアネ・ミデマー(Vivianne Miedema)がケガからの復帰するまでを追ったドキュメンタリーを紹介したけど、今度はウェスト・ハム・ユナイテッドがアイスランド代表MFのダグニー・ブリニャルスドッティル(Dagny Brynjarsdottir)の出産にフォーカスした30分のドキュメンタリー、"Ómarsson"を国際女性デーの3月8日にYouTubeで公開してた。

まだ観れてないんだけど、パートナーとか家族とか幼少期のコーチとかも出てるらしいんで、今回の妊娠と出産にフォーカスした内容ってよりは、ダグニー・ブリニャルスドッティルのキャリアを振り返りつつ妊娠と出産を含めて女性のトップ・アスリートが直面する社会的な問題とかそれを受け入れる環境とかって部分がメインっぽいのかな?

ダグニー・ブリニャルスドッティルは2021年1月からウェスト・ハム・ユナイテッドでプレイしてる現在32歳のアイスランド代表MFで、22/23シーズンからは背番号10を付けてる。過去にはアメリカのポートランド・ソーンズとかドイツのバイエルン・ミュンヘンにも在籍してた経歴があって、2010年からアイスランド代表にも選出されてて100キャップを超える実績の持ち主だったりする。ポートランド・ソーンズ時代の2018年6月に長男を出産してて、2018シーズンは欠場してたんだとか。

ちなみに、ダグニー・ブリニャルスドッティルが第2子の妊娠を発表したのは2023年8月で、2024年2月に無事に男の子を出産したとのこと。

公開に先立ってプレミアも行われたらしく、その様子も公式サイトで公開されてて、もちろんチームメイトの清水梨沙と林穂之香と植木理子の姿もあった。

まだ出産直後だから、ピッチに戻るのはまだちょっと先ってことになるんだろうけど、ウェスト・ハム・ユナイテッドはチームとして選手の出産みたいな女性アスリートの問題をオープンにサポートするような環境が整ってるらしくて、冬の移籍マーケットの動きについてまとめた"WSL Watch #021"でも1月に加入したオーストラリア代表MFのカトリーナ・ゴリー(Katrina Gorry)の娘の話にちょっと触れたけど、カトリーナ・ゴリーがウェスト・ハム・ユナイテッド加入を決めた理由のひとつにはそういう環境があったんだとか。何でも、ダグニー・ブリニャルスドッティルの息子がクラブハウスとか練習場に普通にいる状況をチームとして温かく迎え入れられてて、すっかり馴染んでるって話を同じオーストラリア代表のマッケンジー・アーノルド(Mackenzie Arnold)から聞いてたとのこと。日本でも、最近だと元日本代表の岩清水梓や大滝麻未、もっと前なら妊娠と出産を経てFIFAウィメンズ・ワールドカップに出場した宮本ともみみたいな例はあるけど、WEリーグができたことでこういう環境を作る取り組みはもっと進んでくんだろうし、そういう意味でもこの"Ómarsson"はなかなか興味深いんじゃないかな、と。

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