万能型ストライカーとして注目を集めるエリザベス・ターランド :: P2W014 :: WSL Watch #059
アーカイブ的な意味合いもあるかも? って思って気まぐれに量産体制に入った'P2W = person to watch(注目したい人)'シリーズの第14弾はブライトン&ホーヴ・アルビオンのノルウェー代表FWのエリザベス・ターランド(Elisabeth Terland)を。今のWSLを代表する若手ストライカーなんで。
フィジカルとテクニックを併せ持つ万能型
プロフィール的な部分は後回しにして、とりあえず、エリザベス・ターランドのざっくりとした印象を言うなら、「フィジカルの強さとテクニックを併せ持ってて、足でも頭でも点が取れる典型的な9番タイプの若手ストライカー」って感じかな。裏抜けだったりCKからだったりクロスからだったりこぼれ球への反応からだったり、いろんなカタチで得点をしてる。
今シーズンのエリザベス・ターランドは全18試合(スタメンは17試合)に出場して12得点を記録、得点ランクではマンチェスター・シティのカディジャ・ショウ(Khadija Shaw)の19点、チェルシーのローレン・ジェイムズ(Lauren James)の13点に次いで3位なんだけど、特筆すべきは今シーズンのブライトン&ホーヴ・アルビオンのここまでの全24得点の半分を1人で決めちゃってて、そのゴールで勝点10を稼いでるってこと。しかも、PKでの得点がなかったりして。まさに絶対的な得点源って感じ。
改めて今シーズンの全12得点を確認してみたら、内訳は右足で8点、左足で1点、ヘディングで3点。サイズも重量感もパワーもテクニックもあるし、ボックス内で勝負ができる9番タイプ、まさに万能型ストライカーだな、と。
ステップ・アップも楽しみな若手ストライカー
プロフィール的な部分も押さえとくと、エリザベス・ターランドはノルウェー出身のFWでブライトン&ホーヴ・アルビオンでは背番号11を付けてる。2001年6月生まれの22歳で、身長171cmの大型ストライカー。キャリアをスタートさせたのはノルウェーのブリンFKで、ブライトン&ホーヴ・アルビオンには2022年の夏にノルウェーのSKブランから加入してる。22/23シーズンは17試合出場で7ゴールだったんだけど、今シーズンはまだ18試合の段階で12ゴールなんで、確実に数字を残せるストライカーとしての実力は本物だな...って感じ。
ユース年代からノルウェー代表に呼ばれてて、2021年にフル代表デビュー、もう30キャップを超えてるし、直近のUEFAウィメンズ・ユーロ予選のフィンランド戦でも途中出場で点を取ってるし、今後もしばらくは代表の主力として活躍しそう。
とりあえず、ブライトン&ホーヴ・アルビオンの絶対的な点取り屋なのはもちろんだけど、ノルウェー代表としても何年も活躍しそうで、今のWSLを代表するストライカーであることは間違いし、これだけコンスタントに点が取れるなら今年の夏以降の移籍マーケットで強豪クラブから狙われる人気銘柄になりそうな気もしてる。どのチームとは言わないけど、特に9番の選手がなかなか定まってないチームならすぐにでも欲しい選手だと思うんで。
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