なぜ日本の象牙市場閉鎖が求められているのでしょうか

象牙の売買を禁止する国が増えています。それは2016年に開催されたワシントン条約第17回締約国会議で、象牙の国際取引から踏み込んだ、国内市場の閉鎖が決議されたからです。
 それから3年、第18回締約国会議が2019年8月にスイスのジュネーブで開催されました。日本は、日本の国内象牙市場はアフリカのゾウの密猟とは無関係と主張し、2019年12月現在、国内での象牙製品の売買は違法ではありません。
 しかし国内象牙市場閉鎖の決議は、アフリカゾウの絶滅の危機のみならず、象牙を資金源とした武装組織に苦しむアフリカの人々の声が後押しをしました。
 象牙が価値を持つことで生まれる悲劇をなくしたい。そんな世界の人々の声は日本に届いているでしょうか。
 この動画はワシントン条約第18回締約国会議の会議場で撮影した参加者へのインタビュー及びサイドイベントでの発言と、コンゴ共和国オザラ国立公園に生息するマルミミゾウの映像で構成されています。

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