3月3日 世界野生生物の日
3月3日が世界野生生物の日と決まったのは、2013年12月の国連総会です。1973年3月3日にワシントン条約(絶滅のおそれのある野生動植物種の国際取引に関する条約、CITES)が採択されたことを記念しています。
World Wildlife Day オフィシャルサイト
2020年のテーマは「地球上全ての生命の維持」
ニューヨークの国連本部では野生生物の映像コンテストが開催されます。
最終選考に残った映像がこちら。
このようなプロの映像とは比較になりませんが、JWCS事務局が作成した動画「なぜ日本の象牙市場閉鎖が求められているのでしょうか」(動画フルバージョン 9分20秒)を世界野生生物の日のキャンペーンとして、SNSで発信します。(ハッシュタグ #WorldWildlifeDay #WWD2020 #NoIvoryInJapan )拡散にご協力いただけると嬉しいです。
動画には、ガボンの政府代表、アフリカのNGO、日本のNGOのトラゾウ保護基金、国際的なNGOネットワークの発言があります。
アフリカの31カ国は「アフリカゾウ連合(AEC)」を結成して、象牙取引に反対し、生きたゾウの観光での活用を図っています。これまでに参加したワシントン条約関係の会議でのAECメンバーの政府代表の発言からは、ゾウの密猟をする武装組織が引き起こす悲劇、象牙の需要があるアジアと生息地のアフリカを結ぶ国際犯罪組織の悪事を、もう終わりにしたいという気持ちが伝わってきました。
日本でも動きがあります。東京都は、1月28日に第一回「象牙取引規制に関する有識者会議」を開催しました。
象牙取引に関する国際的な関心の高まりを受け、国際都市である東京がなすべき対策を検討することを目的に、象牙取引規制に関する有識者会議を設置しました。
(東京都政策企画局ウェブサイト 2020年3月2日確認)
世界野生生物の日には、国際的な視野で野生生物の未来を考えてみませんか。
鈴木希理恵 JWCS事務局長
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