解剖学を好きになってください! 第34回
2021年1月20日
水曜日に解剖学を担当する渡辺です。
今日は非常勤講師を務める柔整専門学校の学生の例です。同僚の教員とエコー観察したものです。
多くの動物の膝には半月があります。半月板の名称の方が一般的かと思います。臨床でも半月板と記載されることが多いです。
日本解剖学会の「解剖学用語 改訂13版」では外側半月、内側半月と記載されていますが、日本整形外科学会の「整形外科学用語集 8版」ではmeniscus: 関節半月[板]と定められています。筆者は整形外科医ではなく解剖畑の人間なので「半月」を使用しています。患者さんにはわかりやすい「半月板」を用いて説明しています。
ちなみに、meniscusの語源はギリシャ語のmeniskos(=”crescent moon”, 三日月)です。
こちらは、私も扉絵に用いているアンドレアス・ヴェサリウスが1543年に出版した通称ファブリカに記載されている図です。
既に脛骨近位の骨形態と半月の特徴を捉えた描画が示されています。
専門医からの返答は・・・
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