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2022年のクリスマス

🔔🎅🎄 メリークリスマス! 🎄🎅🔔
こんにちは、エルサレム事務所の木村です。時差の関係で少し遅いご挨拶になってしまいましたが、すでに日本はクリスマスからお正月モードに突入している頃でしょうか。

クリスマスを祝うエルサレムの看板

パレスチナでは12月初めからだんだんとクリスマスの準備が進められてきましたが、多くのキリスト教徒がお祝いをする12月24日~25日だけでなく、エルサレムのアルメニア総主教区でお祝いをする1月中旬までクリスマスは続きます。

今回は、クリスマス時期のパレスチナと周辺の様子をお届けしたいと思います。現地にいる気分で、しばしお楽しみください。

ラマッラ市庁舎裏のクリスマスツリー

【ラマッラ】

まずは、ヨルダン川西岸地区の中心都市・ラマッラから。パレスチナ人の約7%がキリスト教徒と言われています(イスラム教徒が92%、その他1%)。ヨルダン川西岸地区にはいくつかキリスト教徒が住む町がありますが、ラマッラにも多くのキリスト教徒が暮らしています。

イエスが生まれた時の様子を模したプレゼピオ(ラマッラ市庁舎裏)
🎅グッズが店頭を飾っています(ラマッラ)

【ナザレ】

お次は、ナザレ。ナザレはイスラエル北部の町ですが、イエスが伝道活動を始めるまでの約30年間を過ごした場所でもあり、ゆかりの教会もあります。

ギャラリーや雑貨屋もクリスマスの装い(ナザレ旧市街)
受胎告知教会のイルミネーションも鮮やか(ナザレ旧市街)
ホテル内のクリスマス・マーケットの様子(ナザレ市街)

ナザレ郊外で、キリスト教徒が多く住む地域のクリスマス・マーケットものぞいてみました。キリスト教徒の人たちはイスラム教徒と異なり飲酒や豚肉を食べたりもするので、私もひさびさに両方を堪能しました。まるで村祭りのような雰囲気を楽しむことができました。

ナザレ近郊のクリスマス・マーケット
ここでは豚肉を食べることもできました

【ベツレヘム】

そして、キリストが誕生した町として有名なベツレヘム。クリスマスには多くのキリスト教徒が町の中心にある聖誕教会を訪れます。昨年まではコロナ禍の影響で海外からの巡礼者はあまり見かけませんでしたが、今年は観光客も含めて海外からたくさんの人たちが、ここでクリスマスをお祝いしたようです。

聖誕教会前広場のクリスマスツリー(大澤撮影)
夜になると、こんな風に変わります(大澤撮影)

【エルサレム】

最後は、エルサレムです。特に旧市街のキリスト教地区の新門付近で開かれているクリスマス・マーケットでは、通行が困難なほど人でいっぱい。コロナ禍が始まった2020年のクリスマスはこの通りは静まりかえっていたことを考えると、賑やかなクリスマスを迎えることができて本当に良かったなと思います。

2020年クリスマス時期の旧市街(ほとんど人は見かけませんでした)
たくさんの観光客で賑やかな旧市街・新門のクリスマス・マーケット(2022年12月)
昨年レポートした「サンタの家」も今年は長蛇の列(2022年12月)

※昨年のレポートはコチラ

🎅さんは、今年もたくさんの人を迎え入れてくれました

この時期、いつも以上に賑やかなエルサレムですが、一歩通りを入ると教会ではクリスマス・コンサートや12月24日から25日にかけて「Holy Mass」と呼ばれるクリスマス・ミサが行われ、おごそかな雰囲気に包まれます。

平和を祈るクリスマス・コンサート(エルサレム旧市街)
クリスマスツリー点灯式での讃美歌の合唱(エルサレム・YMCA)
クリスマス・ミサ(エルサレムの教会)


パレスチナでのクリスマスの様子、楽しんでいただけましたでしょうか。
聖地・エルサレムでの平和の祈りが、世界中に届きますように!


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JVC パレスチナ
JVCのパレスチナ事業では、現地に暮らす人びとの意思を応援する形での支援を行なっています。また、パレスチナの問題を日本社会にも伝えることで、一人ひとりが取り組むための橋渡し役を担うことも試みています。 サポートしていただいた分は全額、JVCのパレスチナ事業に寄付いたします。