何故、ASDはゲーム依存になりやすのか?後編。
前回、ASDがゲーム依存になる理由を述べていきましたが、今回はもう少し詳しく考察していきます。
自己肯定感が上がる!
現実逃避と重なる部分がありますが、ゲームの主役は非常に恵まれた地位にいることが多いです。伝説の勇者になって尊敬されたり、かわいい女の子に囲まれて、羨ましい立場というのもよくあります。
ゲームの主役を自分自身に重ねることにより、現実では駄目の自分でも、ゲームのなかではスーパーヒーローになれます。
何度失敗しても挑戦できる!
ゲームの世界では失敗しても、コンテニューを使って、時間を巻き戻し、その場から何度でもやり直しができます。現実世界では失敗したら、時間も巻き戻せないし、やり直しもききません!
よく「失敗は成功の基」とか「失敗は成功の母」という言葉がありますが、日本社会は失敗を許さない空気が蔓延しており、その割には「挑戦しろ!」を強要します。
発達障害者は失敗する確率が高いので、挑戦すること事態を避けますし、そのほうが上手くいくことが多いです。
努力すれば、必ず良い結果が出せる!
僕は、発達障碍者がゲームにハマる一番の原因がこれだと思っています。ASDのような発達障碍者は努力しても上手くいかないことのほうが多いのです。ゲームの世界は努力すれば、良い結果になるようにプログラムされています。
結局まとめてしまうと、ゲームは自分でコントロールができるのがハマる原因だと思いました。特にRPGゲームは、ASDの人が得意な繰り返し作業や苦手な時間制限もなく、自分のペースでできるので好きな方も多いと思います。
僕もゲームが好きで、ハマるし、楽しいのですが、依存症の危険も注意しないといけないと考えています。