2023年夏、【白内障手術】のてんまつ(序)
うちのテレビが4Kになった!
■手術をすると劇的に見えるようになる!?■
かつて会社の同僚だった人に、「手術すると劇的に見えるようになりますよ」というメールをもらいましたが、ご本人自身の体験ではないので、その時点では、まだ半信半疑でした。
うちの母も70歳代で白内障の両眼手術を受け、新聞もテレビもはっきり見えるようになったと喜んでいましたから、たしかに「劇的に」変わるのかもしれません。
でも、自分のこととなると、話は別です。
しかも、右眼だけの<人工レンズ>装着手術、左眼はこれまでの<肉眼>なのですから、焦点がピタッと合うかどうか心もとありません。
ところが、わずか10分ほどの手術で、「劇的に見える」ようになったのですから驚きです。
■1か月したら、ようやく視界が安定■
最初のうちは、外出すると、陽光がまぶしすぎて、手術したほうの眼がチラチラ、頭はクラクラという状態でした。
それに、術後通院のたびに「まだ傷跡の出血がおさまりませんね」と診断され、眼の奥のほうがゴロゴロする感じで、不安定な状態が続きました。
ようやく安定してきたのは、術後1か月検査で「経過が順調です」と医師から告げられたころ。
新聞や雑誌、スマホやパソコン、それらの細かい文字にすぐピントが合うようになりました。
■字幕スーパーもナイター中継も――■
とりわけ「劇的」だったのは、字幕スーパーの輪郭がくっきりと見えるようになったこと、ナイター中継で画面はじに映し出されるピッチャーの球速データや、観客の表情までもがはっきり見えるようになったことです。
それ以来、「目はその後どうですか?」と親しい人に聞かれると、「うちの(ふつうの)テレビが4Kになった」と、キャッチフレーズがわりに答えるようにしています。
まだまだ用心したい“目の夏バテ”
“人生が変わる〇〇”といった本がよく書店に並びますが、ぼやけてよく見えないといったイライラはストレスのもとで、それが解消されましたし、何より目に飛び込む情報量が格段に増え、人生は少しずつ変わりつつあるのかもしれません。
先述の会社の同僚は、メールの続きに、「見たくないものも見えて困るんじゃないですか(笑)」と書いていましたが、見たくないものはさんざん見てきたし、これ以上のご心配は無用のようです(笑)。
それより、“目の夏バテ”症状を訴える人が続出していると、夕方のTVニュースが伝えていました。
たとえば、海水浴に出かけた子どもが、5時間も海岸で紫外線にさらされていたため、眼が傷ついて、視界がぼやけてしまった――といった症例があげられていました。
とくに高齢者は熱中症だけでなく、強烈な紫外線そのものに弱いそうですから、外出の際には、この超異常気象下だからこそ、紫外線を80%以上はカットするサングラスが必須だそうですが、1~2万円もするのでもっか思案中です。
さて、満月に餅をつくウサギこそ見られませんでしたけど、今宵のスーパームーンは輪郭がくっきりとしていて、格別でした。(2023/08/30~31観察)
【トップ画像】韓国ドラマ「花が咲けば月を想い」~4月8日の釈迦生誕祭に、満月めがけて、いっせいに風灯が空に放たれる美しいシーン。
(つづく)