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武田時宗・宗家独占インタビューについて17

武田惣角見聞記9の「この機会を逃さずに万難を排除して資料のすべてを公開」を受け、掲載された「大東流合気柔術総伝譜」を紹介します。なお、この内容は、武田時宗が理解していたところのものであって、この会報が出された10年後に鶴山先生が久琢磨から受けた皆伝の口伝とは異なっています。

大東流合気柔術総伝譜1
初伝 百拾八箇条 表・裏 奥付 傘取り二ヶ条・二人捕あり
中伝 合気之術 裏参拾ヶ条
奥儀 三十六ヶ条 奥付 立合五人捕・寝技五人捕・杖捕・太刀捕・
   多人数捕 その他口伝
御信用之手(仕合技すなわち真剣勝負必勝法) 八十四ヶ条 裏表
合気柔術仕合之技 奥付 合気之太刀・合気之小太刀・棒之術・槍之術・
            手裏剣之術 他口伝
合気之秘伝 投棒之事・投槍之事・合気二刀流総伝
 
大東流の技の特長は、当身・急所攻め・逆技・合気法を組み合わせて一技が構成されている。初伝技百拾八箇条は、大東流合気之術の基本組形であって、その法型は各々一ヶ条より五ヶ条までに分類される。この組合わせは一ヶ条から二ヶ条までが基礎体力の養成に重点が置かれて、三ヶ条から五ヶ条までが合気法型の基礎技法の習得といった体系化された順序で成り立っている。(続)

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