アニメ「アイドルマスターミリオンライブ!」感想
皆さんはじめまして。 ジブラルタルと申します。
アニメ「アイドルマスターミリオンライブ!」(以下ミリアニ)を劇場で全て観たので各話ごとに感想を書いていきたいと思います。
ネタバレには一切配慮しませんのでまだ見ていない方はこの記事を開いたのが運の尽きだと思って覚悟して見てください。
なおこの記事はミリアニTV放送直前~ミリアニ5,6,7話の間くらいまでの期間で執筆されました。
はじめに
感想に入る前に自分のミリオンライブの知識レベルを紹介しておきます。
今アクティブでやってるアイマスはデレマスだけ
合同ライブとかポプマスとかで顔と名前と簡単なプロフィールくらいなら一致する
ミリシタはサービス開始時にやってたけどスマホ熱くなりすぎてやめた
つまり「にわか」くらいの認知度だと思っていただければと思います。
第一話「たったひとつの自分らしい夢」
まず前提として第一幕は単純にアニメとして見やすい構成になっていたと感じました。
第一話:未来がアイドルに興味を持つまで+前作のアニマスからの引継ぎがある背景解説
第二話:オーディション、Rat a Tatの本格的な初披露
第三話:アイドル達の顔見せ
三話切りがされがちなアニメにおいて、三話までの間にたくさんの視聴者への「掴み」を残していたのが印象的でした。この三話で少しでも面白いと思えたなら最後まで楽しめるアニメだったんじゃないかなと思います。
第一話で印象に残ったのは未来の両親が普通に出てきたことでしょうか。
これは後々親が子供にアイドルをやらせることをどう思っているかを静香と対比することに繋がるのですが、ゲームだとあまり両親とかはセリフ付きで出てこないので…
765ASのライブが海浜幕張で行われていましたが、実際のアイドルのライブもあんな感じなんでしょうか。「展示場でライブするなライブ会場で車展示するぞ」とは常々言われていますがあの会場にも「プレミアム会員なのにDグループ」みたいな人はいるんでしょうか。
あと翼がエロかった。
第二話「オーディション会場中野サンプラザすぎだろ」
既に合格している人と偉い人だけがいる中でデカい会場で一曲歌わされるのはこの時点で気持ちの面も試されているように感じます。
現にここでの音源のRat a Tatは未来の歌が事前に公開されていた音源と比べてあまり上手くないように聞こえて、それが上手く歌おうとして歌えない静香との違いのように感じました。
プロデューサーが幻視したシーン、他の人も光を浴びていたので物理的に光っていた可能性がある
唯一不満なのが「見えてきた」という理由で決定したプロジェクト(?)名「ミリオンスターズ」
流石にうろ覚えなんですが劇場で見たとき「命が輝いてるんだからシャイニングライブズとかじゃないのかよ」と心の中でモヤってた記憶があります。
第三話「劇場作る前に社員雇え」
二話辺りからというかミリシタの頃から思ってたんですが、765プロはいくら何でも事務員に働かせすぎじゃないでしょうか。
ASも合わせてアイドル60人超えるのに劇場スタッフとか一切確認できなかったけどどうなってるんだ。アニメだとどうだったのかわからないけどエアコンも直してないのかもしれない。
第三話はシアターのアイドルの顔見せということで特に個性が強いアイドルがメインで登場していましたね。
ジブはまつりとロコがポプマス知識で好きだったので出番が多くて嬉しかったです。特にまつりはアニメ全般を通してもかなり優遇されていた印象。
現場大臣さんが「いつもありがとう」と言っている所を見るに普段からまつりは手土産を渡していると思われます。
百合子の件も含め、気遣いがとんでもないということですね。 「姫」概念の解釈一致なんだよな〜これ。
お姫様は大変で、
でもそれを感じさせなくて、
みんなの憧れで・・・
それに比べて俺は・・・
?「だめなのです!!!!!!!!!!!!!!!!!」
俺「!!??!?!?!?!?!??!?!?!?!?!?」
まつり「そんなに自分を下げたら…」
まつり「だめなのです!!!!!!!!!!!!!!!」
まつり「!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
俺「ぐわあああああああああああああああああああああああああああ」
あとこの回の感想は茜の躍動も外せません。
これまでミリシタでは不可能だったアニメだからこそできる動きを存分にしてくれました。
体感アニメの恩恵を一番受けてるんじゃないかな? と思うくらい。
第四話「同級生がやらかした時の全校集会が一番おもんない」
どんどん伝言ゲーム的に伝染していく原っぱライブ。 なんか嫌な流れになって行くのをみてジブは「やめて〜><」となっていました。
最終的にはストップがかかって気持ちも散り散りに・・・・・・。
ここで翼がマイク付けてなかったらと思うとぞっとしますね。
何はともあれ開催されることになった原っぱライブ。でも準備できる時間は少しだけ!一体どうなっちゃうんだ〜!?
という所で終わるのが第一幕のニクい所だなと思います。
不安要素が出てくる→解決 の流れを一話の中に収めたのも良かったですね。 たまにこれ後に引きずるアニメあるけどめちゃくちゃ嫌な気持ちになるからやめてほしい。
第五話「ジュリアがいないとこのシアター成り立たないだろ」
ミリオンライブをよく知らないジブでも知ってる「手作りのぶどーかん」というフレーズをこう繋げてくるかと唸らされた。
テントの形次第では手作りのベルーナドームになる可能性もあったのだろうか。
繋げてくるといえば今ではお馴染みミリオンの象徴パピヨンマークもロコのデザインとして登場。後から聞いた話なんですがこのマークも元々唐突に作られたものらしく、この回に限らずミリアニは色んな要素を話の一部に組み込むのがめちゃくちゃ上手いっすね。
本格的な登場は次話からですが、後発組の紬と歌織が初登場(正確には2話のPのイメージにいたらしい)。
シアターが出来る前のライブでこの2人が客席側にいるというのがグリマス→ミリシタの流れを感じます。
そして最注目キャラ、静香パパがここで本格的に登場。
いつもスーツな所を見るとかなり忙しいのでしょう。
その内2期とかでギャグ堕ちしそうな感じがしなくもない静香パパ。
決死のThank youもパパには「あんなもの」と一蹴されてしまいます。
果たして彼に静香の思いは届くのでしょうか…
という所で静香のアイドルを続ける条件がネタばらし。原っぱライブでミリオンスターズの結束を描き、次の課題を提示した構成。この辺りもすごく観やすいなと思います。
第六話「はい、二人組つくって」
ミリシタから追加されたメンバー、歌織と紬のメイン回。
紬は未来と組み、ここまでの紬の令嬢めいた印象を一変させて、箱入り娘の面がどんどん出てくるように。 ぐるぐるおめめがかわいい。
翼は歌織とデート。全話見てから思い返すと、ここのやり取りは今後の翼の成長にも関わる何気に重要なポイントだった気がします。
そして静香は……一人居残り練習;;
「早く上手くならないと」という焦りは最初から何度も現れる感情で彼女が見逃しているものを見つけるのはもう少し先になります。
最後はTeam1stのライブシーン。
このチーム分けをどんな風にしていたのか、本編で語られることはありませんでしたが、メンバーからすると1stは既に出来が良かったメンバーを集めたっぽいですね。初披露の場に合わせて相性の良いメンバーを使う方向で進めてたみたいです。これがプロデューサーの方針なのかチーフのアドバイスとかがあったのかとか気になるところですが…
この回を機にしばらくストロベリーポップムーンの三人はメインから外れ、各Teamのライブメンバーがメインになる回に変わっていきます。おそらく少しでも他メンバーに出番を回すための構成でしょう。
第七話「何が起こっているんだ」
七話は色々とぶっ飛んでて頭めちゃくちゃにされたので箇条書きで記します。
水着回だ!
何の島やねん
昼3時からやってる番組の後番組に深夜番組みたいなノリの番組をやるな
島貸し切れるのにMCは雇わないのかよ
これあのモブ顔っぽいプロデューサーが考えたんですか?
全員脱落したら撮れ高どうするんだよ
スタートしました!!!!!!!
いけええええええええええええええええええええ
思想がガキの女がいっっっっっっっっっっっっっっっっちばんかわいい(高坂海美のことを言ってます)
ここ伏線だから覚えといて!
こいつは知ってます。チュパカブラ。
アイドルちゃんの邪魔すんな!!!!!!!
着ぐるみのくせに動きが早すぎる
中の人死ぬだろ
運動神経が良いで済まされる動きじゃない
この世界の人小鳥さんをアイドルの評価付けるご意見版みたいに思ってそう
貝殻NGにする倫理はあってバンジーはいいのかよ
新人アイドルを殺そうとしている?
命綱は?
テストプレイしろ
ちょうどいいところに丸太が
この生放送枠どんだけ取ってんだよ
その高さで乗ったら沈むだろ
なんかいい感じの話にしようとしてるけど企画崩壊してるぞ
崖を登りますのやつだ
アイドルちゃんの邪魔すんな!!!!!!!!!
新人アイドルを殺そうとしている?
多分そう海美はバレーやってるからな
強肩すぎる
SASUKEきたああああああああああああ
山田軍団・黒虎、高坂海美 電撃加入・・・
山田、クワッドステップスの攻略法に驚愕・・・
アイドルちゃんの邪魔すんな!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
新人アイドルを殺そうとしている?
そう海美やっちまえ!!!!!!!!!!!!!!!!
いけ!!!!!!!!!!!!!!!
やったあああああああああああああああああああああああああああああおあああああああああああああ
ez
着ぐるみの中の人を殺そうとしている?
そう完全制覇
なんで片方しかライブ無いねん
チュパカブラの声優が「???」だったのは本放送でクイズにして抽選でプレゼントを配るためだと予想。
ちなジブの予想は加工したヒロミ面白かった
第八話「探偵アイドル安斎都ちゃんをよろしくお願いします!」
すみません、サブタイに自我が、あ、ジブが出てしまいました・・・
ということで、Team4th、特に桃子とこのみさんがメインの回です。
改めて見返すとこのチーム6人いるんですね。一人1stと7thに分けなかったのか。7thの時にイベントに合わせてメンバーを選んでるみたいな話をしてたのでそれを考えてのことかもしれませんね。
最初の移動シーンですがジブの記憶ではこんな感じの配置だったと思います。
___________________________________
| 運 二 横 松 |
| 馬 伴 |
| 周 |
|___________________________________|
亜利沙は桃子の子役時代を知っていた故に桃子に話しかけますが、桃子は子役時代の話題を出してほしくないのかあまり触れません。
桃子のこの他の子との心の距離が座席の距離で表されているのかなと思いました。
現地に到着してさあライブ!と思ったら会場が旧会場に変更に…
とは言うけど旧会場ボロすぎるだろ!これ奈緒じゃなくても多分見てた人全員突っ込んでたと思う。
こんな僻地の会場でライブをやっても人が集まるわけが無く…一回目の公園は数人しか人を集められず終わってしまいます。
そして、この課題をどうするか? という内容に入っていく訳ですが… ここの展開は細かい所まで意識されてて良かったです!
このみさんが電話をかけるか悩んでいる時にPから電話がかかってくる
このみさんがアドバイスを求めずあくまで電話のおかげで「もう大丈夫」と伝えるに留めている
この二点のおかげで、
「Pに迷惑をかけたくないこのみさんが自分の意志を曲げてない」
「プロデューサーがこのみさんに任せっきりにせずちゃんと意識を向けている」
二人の株が落とされていないんですよね。
アニメでよくある展開だと、「プロデューサーに頼らずこのみさんが無理した結果、失敗する」みたいな展開になりがちだったので、ここは劇場で予想していた展開と違った展開になって驚いた記憶がありました。
こうして打開策として各々の得意分野を生かして宣伝を行うことに。
そんな中で客引きとして使われたのが桃子がかつて演じていた「子役探偵桃子」でした。 著作権とか大丈夫なのかな。
その内容は子役として活躍する桃子が桃子本人役として出演し、実は桃子は探偵でもあり、子役探偵桃子役としても出演するという演技力が試される番組でした。多分めっちゃグッズも売れたし老若男女で人気もあったでしょうし同人誌も出たことでしょう。
そんな訳で客引きとしてはぴったりな訳で、桃子もみんなと協力しようとする姿勢を見せます。
客引きとしての寸劇は大成功。ライブも成功を迎えるのですが…
ここで、めちゃくちゃ好きなシーンを紹介させてください。
この寸劇の中でこのみさんが桃子のお姉さんとして新たに登場します。著作権とか大丈夫なのかな。
この展開をこのみさんが自分で言ったのではなく他の五人がやってほしいと言って進めたのがめちゃくちゃ良かったです。
同時進行の3rdも含めてとにかく気遣いの効いた回だったなと思います。
第九話「もう一つのバトン」
サブタイほとんど覚えてないから適当に書いてるけどこれは多分合ってると思う。 合ってたら褒めて。
第3幕はいきなりライブからスタート!
ここの曲なんか好きそうだった。「ピッキングのやり方」みたいな曲だったと思います。
765ASの皆さんがレジェンド感満載で登場。
言うても3年くらいしか活動してないはずだしまだまだ新人名乗れる範囲じゃない・・・?
ASアイドルのキャラクターはニコニコのせいで割と知ってるみたいな所はありますね。
階段に伊織が何か書いてた気がするんですが劇場で読み取れなかったので本放送で確認します・・・
今までも何か悩んだ時にアイドルが話を聞いてくれて一つ悩みが解決する みたいな展開はあったんですが、今回はいよいよそれが新旧信号機トリオで行われます。
こういうのが出てくるといよいよ終盤なんだなって気がしてきますね。
信号機トリオ+歌織紬 でそれぞれ話が進んでいきますがここの会話はそれぞれのキャラクターの個性が出ていて面白いです。
ライブ曲は「READY!!」
これはアイマス知らない時から知ってた曲だったのでイントロでおおっとなりましたね。
曲の入りがバックダンサー視点なのも○
みんなが成長を実感する中で千早が静香に声を掛ける所で第9話は終了。
この話は
・終盤のテーマである「バトンを繋ぐ」の示唆
・先輩組のメイン回
・静香の問題解決の糸口
という役割を同時にこなしていて総じて完成度の高い回となっていると思います。
第十話「上から見たセリカ」
前話で教会のチャリティコンサート(違ったらごめんなさい)に招集された静香、星梨花、志保の3人。
静香以外の2人のジブの知識は
星梨花:もちょ
志保:KRに性格の方向性が似てるせいで「ヨンジュ沢志保」って呼ばれてる人がいる
くらいの知識でした。
星梨花の後ろ姿かわいい。
多分星梨花Pのdiscordサーバーのアイコンがこんなシルエットなんでしょうね。
恐らく3人の共通点は父親とアイドルという職業に何かしら関係があるというところなのでしょう。
志保はあまり語られなかったのでよくわかりませんでしたが・・・
そしてついに静香も大事なことに気づき、未来と翼、そしてプロデューサーも静香パパへと直談判に動きます。
ライブ当日、遅れて会場に来る静香パパ。
これで出番終わってたらどうするつもりだったんだ。
そしていよいよ静香の新曲が披露され・・・羽根が生えました。どうやら765プロのアイドルは領域展開を得意とするらしい。
娘の領域展開を見て流石に認めざるを得なかったのか「私に似て頑固者ですよ」と笑顔を見せる静香パパ。ここめっちゃTwitter(現X)で擦られそう。
後押ししてるみたいな雰囲気してるけど志保相当強く投げましたね。アイドルの体幹で無ければ耐えきれなかったでしょう。
第十一話-第十二話「アイドルマスターミリオンライブ」
11話はアニメ終盤にありがちな合宿回ですね。
ここの未来がじゃんけんに負けて泣いているシーン、何気に3Dアニメでありながら手描きアニメの演出を取り入れていて、スタッフが視聴者の印象をできる限り手描きに近づけようとしている印象を受けました。
でもステージで寝るの流石に寝れんくない?
ジュリアの弾き語りで披露されたトワラー、これ初披露の時は周りの3人何やってたんですかね・・・
そしてついにこれら落とし公演。
ここから完結までほぼライブシーンという構成に劇場でブチ上がってました。
全曲語ると長くなっちゃうので一部抜粋して感想を書きます。
act3のday1にも参加したのでそこら辺にも少し触れておきます。
ロケットスター
これ知らなかったけどめっちゃ好きな曲だった!
やらないかな〜と思ったけどday2だったらしい
フェスタ・イルミネーション
いいんですか・・・?ソロ曲の出番まであって・・・
ここまで来ると絶対監督か演出か脚本にまつりPいるだろ
Sentimental Venus
この曲ミリシタの初期からあったので割と思い出に残っている曲です。
後から聞いたんですが、曲が止まるのは過去のライブの再現だったらしいです。知ってたらアチ〜
瑠璃色金魚と花菖蒲
曲が良すぎる!!!!!!!!!!!
ミリシタでこの曲ばっかやってたのを思い出しました。
あとこれはライブで聞けたのでめっちゃ嬉しかったです。
ハミングバード
この曲はオケマスで一度聴いたのですが、マージで歌上手いっすねこの人・・・
こっちもライブで聞けたんですが、歌織のペンラカラー青なのだけちょっと納得いかなかったです。理由あるのかな。
最後に
まだ語りたいことは沢山ある(本放送のOPとか上映前の注意事項とか)んですが、いつまで経っても投稿できないのでここで終えさせていただきます。
本当は一話放送の前くらいに出したかったのですが・・・
久々に1クール丸々アニメを見たのですが、その中でもトップクラスの面白さでした。
2期に期待!
ここまで読んでいただいてありがとうございます。
次はact4でお会いしましょう!