投資日記No.10 ワタミは宅食の会社
気になったニュースについて
紹介していきます。
必ずしも最新のニュースでは
ありません。
■24年にドライバー労働規制強化
物流全体で効率化急務
https://www.nikkei.com/article/DGKKZO65899110Q2A111C2TB2000/
物流業界では、24年春にトラック運転手の時間外労働規制の強化が迫る。時間外の上限が年960時間になり、運転手1人当たりの輸送距離は減る見通しだ。
物流網全体での業務の効率化が急務となっている。
【コメント】
残業に関して、フワッとした知識だったので、調べてみた。
⚫︎残業時間の平均を業種ごとに解説!残業に関する法律も合わせてチェック
https://zuu.co.jp/media/career/average-of-overtime
このサイトを確認すると
・週で40時間、1日8時間を超えて働く場合は、その超過分の労働時間が残業となります。
・残業や休日出勤を労働者にさせるためには、労働基準法36条で定める、いわゆる「36協定」を企業側と労働者側とで締結する必要があります。
・36協定を締結している場合、年間360時間・月45時間・週15時間まで残業が可能になります。
・特別条項付きの36協定を結んでいる場合、年間360時間から2倍の720時間まで上限が上がります。
・特別条項を適用して上限延長する回数は年6回まで。つまり月45時間を超える残業ができるのは、年間6か月まで。
・残業が月80時間を2ヶ月以上はNG
・単月100時間以上の残業は完全にアウト
・月100時間を超える残業は過労死ライン
⚫︎2024年問題とは|働き方改革で物流業界に起こりうる問題や対策を解説
https://retailguide.tokubai.co.jp/knowledge/27672/
このサイトによると
・2024年3月までは、事業で自動車運転が必要な業界や建設事業、医師などは、時間外労働の上限規制が猶予されていた。
・物流業界の時間外労働の上限規制は、年間960時間と定められている。
・また他業種では年間の時間外労働だけではなく、月の残業時間100時間未満、2〜6か月では平均80時間以内、残業が月45時間を超える月は6か月までなど細かく定められているが、運送・物流会社にはない。
・つまり、年間960時間の時間外労働を超えなければ、担当する業務によって1週間やひと月あたりの労働時間が長くなっても問題ないのだ。
物流業界に、残業の猶予があることを知らなかった。
トラックの自動運転やドローンでの宅配で解決していくしかないのかな?
ただ、2024年には間に合わなさそう。
■富士フイルムHD、純利益上振れ 2000億円に
今期、チェキ好調
https://www.nikkei.com/article/DGKKZO65899430Q2A111C2TB2000/
【コメント】
チェキ好調はおもしろい。
スマホで撮るのが普通になると、すぐに現像されるチェキの価値が見直されてるのかな。
■イーロン・マスク、午前2時半のメールでリモートワーク終焉を通知
ツイッター社員に週40時間の出社を要求
https://www.businessinsider.jp/post-261690
【コメント】
働き方改革とかエンゲージメントとかで、なんかユルい働き方が流行ってた気がする。
その流れとは違う気がするが、こっちの方向がやっぱり正しいと思う。
■トリドールHD/4~9月営業利益21.1%減、中国事業の整理費用増
https://www.ryutsuu.biz/accounts/o111116.html
トリドールホールディングスが発表した23年3月期第2四半期決算によると、
・売上収益919億7000万円(前年同期比20.0%増)
・営業利益64億7900万円(21.1%減)
・当期利益44億1800万円(18.3%減)
となった。
【コメント】
決算資料を見たので、印象に残ったところを。
・全セグメントが前年同期比で増収。
・過去最高の上期売上
・事業利益も過去最高
・売上▶︎920億円/120.0%
・原価率▶︎25.3%
・事業利益▶︎47億円/118.5%
・事業利益率▶︎5.1%
・時短協力金▶︎38億円
・純利益▶︎44億円/81.7%
売上は順調に伸びている。
原価率は25%とちょっと低め。
丸亀製麺だけだと
もう少し高そうだが。
事業利益率は5.1%と
外食としては少し高めな印象。
丸亀製麺のテイクアウト比率は19%。
コロナ移行で急激に高まっている。
うどん屋でテイクアウトが2割もあるのは
すごいと思う。
https://www.businessinsider.jp/amp/post-260102
こちらにあるように
丸亀製麺は中国から撤退しているが
また出店していくようだ。
中国から日本の外食チェーンの撤退が続いていたので、引き続き各チェーンの対応を見ていきたい。
■ワタミ、非開示だった今期経常は58%増益、未定だった配当は3期ぶり10円で復配
https://kabutan.jp/news/?b=k202211110267
ワタミは23年3月期第2四半期累計の連結経常損益は41.8億円の黒字(前年同期は16.2億円の赤字)に浮上して着地した。
通期の業績予想は連結経常利益が前期比57.6%増の42億円に拡大する見通しを示した。
【コメント】
上期の経常利益が41.8億円の黒字で、通期予測が42.0億円の黒字ということは、下期の黒字額は0.2億円。ほとんど利益が出ていない。
決算資料を確認してみた。
上期の連結業績
・売上▶︎391億円/前年比136.4%
・営業利益▶︎9億円/前期は▲31億円
・経常利益▶︎42億円/前期は▲16億円
・純利益▶︎32億円/前期は▲30億円
営業利益が9億円で
経常利益が42億円なので
何か特別な利益要因があるのだろう。
事業で儲けは出ていない。
営業利益が9億円で
そこから
助成金15億円と
為替差益17億円があり
経常利益が42億円となっている。
この為替差益というのが
何なのか?はわからない。
他の資料を見ると
この為替差益は外貨建債権債務の円での評価額が
上がったからのようだ。
セグメント別で見ると
⚫︎国内外食
・売上: 114億円/前年比211%
・利益:▲13億円/前期▲39億円
居酒屋はコロナで最もダメージ受けた業界だが
国内外食の売上推移を見ると
・22年3月期:151億円
・21年3月期:171億円
・20年3月期:470億円
・19年3月期:477億円
・18年3月期:483億円
・17年3月期:473億円
利益の推移は
・22年3月期:▲69億円
・21年3月期:▲96億円
・20年3月期:2億円
・19年3月期:12億円
・18年3月期:6億円
・17年3月期:▲2億円
コロナによって
国内外食の売上は
3割くらいになっている。
営業利益はコロナ関係なく
元からあまり出ていない。
⚫︎宅食
・宅食の宅配数は前年比102%
・売上:237億円/前年比122%
・利益:39億円/前年比224%
国内外食の売上構成比は29%
宅食の売上構成比は61%。
ワタミは
居酒屋で有名になった企業だが
今は
宅食の売上の方が圧倒的に高い。
利益構造も
宅食で出した39億円を
他の事業で30億円赤字を出して圧迫している状況。
ワタミは完全に宅食の会社。
⚫︎海外外食
・売上:23億円/前年比97%
・利益:▲6億円/前年▲0.6千円
⚫︎環境事業(電力小売)
・売上:13億円/前年比117%
・利益0.2億円/前年比29%
⚫︎農業
・売上:3億円/前年比94%
・利益:▲1億円/前期▲0.6億円
宅食以外は、ほぼ赤字。
外食は居酒屋を焼肉屋にしてないで
完全撤退しても良さそうな感じがする。
外食は祖業だから
撤退できないだろうが。
■食べログ裁判、訴えた焼肉・韓国料理店の社長の「意外な素顔」とは
https://diamond.jp/articles/-/312183
飲食業界では店舗規模にもよるが、食べログの点数が0.1ポイント違えば、売り上げが月100万円単位で上げ下げするといわれている。
【コメント】
食べログの点数で、そこまで売上が変わるというのは、驚いた。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?