Juvenalisってどんな会社?
こんにちは。Juvenalis Inc.代表の一木信輔です。
今回は、改めて会社の紹介と私自身の自己紹介をしておきたいと思います。
Juvenalisは『メンタルヘルス不調者ゼロの組織を創造し、すべての人の心を豊かに』をミッションに掲げ、「働く人のメンタルヘルス」と「生産性」に焦点を当て、健康的かつ創造的な組織を築き上げるために、働く仕組みをデザインするコンサルティングカンパニーです。
現在noteでは「メンタルヘルス対策」やNotionを活用した「働く仕組みづくり」についての情報を発信しています。
Juvenalis設立前の10年間
Juvenalisを設立したのが2022年なのですが、実はそれ以前の10年間は社労士として社会保険労務士事務所を運営していました。
ただ、ここでの業務も一般的な社労士業務とは異なり、メンタルヘルスに特化したサービス体系で、『法律と心の専門家』として活動をしていました。具体的には、「従業員の心の相談窓口」「ストレスチェックの実施」「組織分析」など、経営層と従業員を繋ぐ架け橋として、働きやすい「環境づくり」「組織づくり」を目指した伴走支援を中心としたものです。
その後、開業して10年が経った節目に、メンタルヘルス分野のコンサルティング領域を独立させ、別法人として設立したのが『Juvenalis Inc.』なのですが、その経緯については後ほど代表紹介の際に触れたいと思います。
※なお社労士事務所については、現在『必要な時に安心できるサポートをもっと身近に、気軽に』利用できる仕組みを整えたい、という思いから「いつでもどこでも」活用できる社労士サービスを提供しています。
Juvenalis Inc.について
Juvenalis(ユウェナリス、と読みます)は大きく分けて3つのサービスを提供しています。
メンタルヘルス対策コンサルティング
ジョブ型雇用に対応するための職務分析コンサルティング
Notion導入コンサルティング
これらは、一見すると「それぞれ関連あるの?」と思われるかもしれませんが、『一人でも多くの方がイキイキと働いてほしい』という思いから実は深く繋がっています。
1.メンタルヘルス対策コンサルティング
名前の通り、「メンタルヘルス不調者をゼロにするための対策」を行います。
ストレスチェックの実施・組織分析の活用
外部相談窓口サービス
セルフケア研修・メンタルヘルス研修の実施
ハラスメント対策研修の実施
ストレスチェック~組織分析
Juvenalisでは代表の私が精神保健福祉士の国家資格を持っているため、実施者としてストレスチェックを行っています。(あまり知られていないかもしれませんが、ストレスチェックを実施するためには国家資格を持った人が実施者になる必要があります。)
実施者になれるのは、産業医や保健師、精神保健福祉士、公認心理士など(なんと歯科医師も)です。実施者として全従業員のストレスチェックの結果を確認したり、ストレスチェックツールなどのシステムを導入していない企業ではJuvenalisで実施から分析までを行います。近年ではベトナム人の従業員に対応するため、ベトナム語での実施、結果帳票の作成なども行っています。
ストレスチェックは「メンタルヘルス対策の第一歩」とも言えます。もちろん個人のケアも重要なのですが、組織分析をしっかりと行うことで組織そのものを整えることができます。
ストレスチェックが義務化されてから、延べ1万人以上の個人分析と組織分析を行ってきましたが、肝心なのは「組織分析でいかに本質的な課題を抽出できるか」です。実はここで活かされているのが、これまで培った社会保険労務士としての経験と知識です。組織の課題と向き合う際、やはり医療関係資格の知識だけでは難しく、職務・労基法・ハラスメントといった労務知識があることでグッと「多角的に」「多面的に」捉えることができるのではないかと感じます。
外部相談窓口
毎月企業を訪問し(オンラインも可)、対面式でどんな相談もできるというカウンセリングサービスです。仕事内容のこと、上司や同僚のこと、友人関係のこと、家族のこと…どんな些細なことでも『とにかく一人で抱え込んで悩むことがないように』と、企業で働く従業員のために設けられたサービスです。
企業内であれば人事の方がその役割を担っているパターンもあるかと思いますが、『担当者の負担が大きい』『利害関係を気にしてか利用者が少ない』などの課題もあるため、利害関係のない中立的な存在のカウンセラーに委託することで初めて意味のある相談窓口になるのではないかと思っています。
セルフケア研修・メンタルヘルス研修
知識を蓄積していくよりも、考え方の幅を広げる「気づきのある研修」を心がけて実施しています。
ハラスメント対策
ハラスメントが起こった部署の面談や、ハラスメント窓口、研修などを行っています。
2.ジョブ型雇用に対応するための職務分析コンサルティング
ここ数年、ジョブ型雇用に対してのニーズが高まってきていますが、ジョブ型雇用導入コンサルティングを行える会社はまだ多くはありません。
JDと言われるジョブディスクリプションを策定することと、それに紐づいた人事制度を構築することがジョブ型へのコンサルと考えている企業がありますが、実はもっと複雑です。
JDは職務記述書と言われますが、そもそも「職務」について分析・明文化している企業があまりありません。職務とは「遂行責任」「権限」「結果責任」の3つが明記されているものですが、権限が抜けていたり、遂行責任が抜けていたりします。現場でよくあることとして『課長が課長の仕事をしていない』という言葉に表れているように、これは課長の職務が分析・明文化されていないことに由来します。課長の仕事内容はどのようなものなのか、それを遂行するのに必要なスキル要件はどうなっているのか、遂行における結果責任はどのようになっているのかが曖昧だから出てくる言葉になります。
ジョブ型へ移行するかはさておき、これらの職務を明確にすることは今後どの企業においても必要不可欠なことです。
職務分析コンサルティングでは、それらの職務を専門的な手法により分析し、明確にしていきます。職務分析を行う過程で業務を洗い出すため、属人化の解消や、業務プロセスの見直しによる生産性の向上も実現できます。一人ひとりの業務が明確になっており、その業務遂行に必要なスキル要件が明らになって初めて教育プログラムが作成できるのです。職務が明確になることで、特定の誰かに質的・量的負荷がかかる状況を解消でき、過剰なストレスがかかることを軽減することができます。そうすることで結果的に、『メンタルヘルス不調者の予防』にも繋がるのです。
3.Notion導入コンサルティング
『働く仕組みを整える』ことと『メンタルヘルス不調者を防ぐ』ことは大きく関係しており、働く仕組みを整えるための便利なツールは積極的に活用すべきだと思っています。
Juvenalisでは、Notion導入コンサルティングを行っています。具体的には、タスク管理やナレッジ管理から属人化対策に対してNotionでパッケージ化したものを導入しています。
導入パッケージの仕組みを『COCKPITOS』というサービスとして提供しています。その中で、士業と言われる専門家を支援するための『COCKPITOS for Pro』と、一般企業の業務支援のための『COCKPITOS for Biz』があります。
士業の業務管理は特殊でもあるので、各士業に特化したパッケージにする必要があります。一般企業向けは、営業所などの部署別導入から全社導入まで対応可能です。日々のタスクをしっかりと管理し、データとして蓄積することで業務効率化の分析をかけることが可能です。更にその上で、人事評価制度に繋げることもできます。
代表について
予想以上に会社の説明が長くなってしまいましたが、(ようやく)ここから私自身について紹介させて頂きたいと思います。
私は、社会保険労務士・精神保健福祉士・人事コンサルタントの一木信輔といいます。
なぜ社会保険労務士を目指すことになったのか?
そもそも何故私がメンタルヘルス領域で活躍するために、社会保険労務士になったのか?という経緯についても少し触れておきたいと思います。
私は大学で心理学を専攻し、卒業後は精神保健福祉士になるために専門学校へ通っていました。学生時代は実習先としてよくデイケアや作業所などに伺ったのですが、職場由来で重度のうつ病になった方の話を聞いているうちに『そもそもそのような病に陥らないように、会社側でも「働く仕組み」を作ることはできないのか?』と感じるようになったのです。
そんな中、患者様個人に焦点を当ててケアをされる医療・福祉業の方は多くいらっしゃるので、私は「働く仕組み作り」に注力しようと自らの道を決めました。そこで、会社のルール作りに携わることができる社会保険労務士なら叶えられるかもしれないと考えたのが始まりです。
99%の人に反対されながらの開業
それからアパレル企業などを挟んだのち、社会保険労務士を取得し、開業したのが2012年。さぁこれから『メンタルヘルス対策に特化した社労士』として活躍していこうと意気込んでいたのですが、なんと99%の方に反対されたのです。理由は、メンタルヘルス対策だけで食べていけるわけがないと思われたからです。確かに当時、メンタルヘルス対策をサービスとして提供している会社はあまりなく、EAPと言われる会社ぐらいだったように思います。※EAPは休職者対応や復職支援を行っており、医療色が強いのが特徴です。
その頃はまだ『働く仕組みを整えることで、メンタルヘルス不調者を防ぐ』という考えが浸透しておらず、不調になってしまった人に対しての医療ケアが中心だったのです。
ただ、それでも気持ちは揺らがなかったので、『無謀だ』と言われながらも開業のスタートを切ることにしました。
やはり最初はなかなか思うように行きませんでしたが、徐々にメンタルヘルス不調者の増加に対しての企業の関心が高まってくるにつれ、多忙な日々が続くようになった時は、必要な存在として認めてもらえたようで、嬉しさとやりがいが増したことを今でも覚えています。
2015年にはストレスチェックが義務化されたことに伴い、日本法令より専門書を出させて頂きました。制度開始直後、実施者になれるのは医師・保健師、または研修を受けた看護師・精神保健福祉士のみだったため、私も実施者としてストレスチェックを担当するようになり、次第に数千名規模の会社のストレスチェックを任せていただくようになりました。
開業10年後の変革期
メンタルヘルス対策に特化した事務所でしたが、社労士事務所なのでメンタルヘルスとはあまり縁がないような小さな企業の顧問を務めることも増えてきました。『基本的に手続きや就業規則の作成のみを行う企業』と、『メンタルヘルス対策まで行う企業』とでは規模感が違い、抱えている課題も異なっているため、次第に所内でも今後の方向性を考えるようになってきたのです。
それがちょうど開業10年の時期と重なったこともあり、これを機に新たなスタートを切りたいと思い、開業10年後の2022年にメンタルヘルス分野のコンサル領域を別法人へ移管したものが現在のJuvenalis Inc.です。
今後の展望
弊社は今年で3期目に入り、変わらずメンタルヘルス領域を中心としたコンサルティングを主軸事業として行っています。今後は更にお客様に役立つ新しい取り組みを重ね、ゆくゆくは日本だけではなく海外の組織課題も解決できるサービスへと発展するようチャレンジしていきたいと考えています。
大変長文になってしまいましたが、ここまで読んでいただきありがとうございます。これからもnoteでは、『メンタルヘルス対策』や『Notionを活用した属人化対策』など、皆様に役立つ情報を発信していきたいと思いますので、今後ともよろしくお願いします!
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https://juvenalis.jp/
▼Juvenalis株式会社
代表取締役 一木 信輔
社会保険労務士/精神保健福祉士/人事コンサルタント
[関連事業]
▼社会保険労務士事務所アルモニー
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