好きな漫画を語ろう その010【ランジェリー・ブルース】
スーパーで3本78円くらいで売ってるパックの串団子、コスパ良すぎない?
こんばんは。ハルさんです。
特にみたらしがヤバい…
そんなこんなで本企画も10回目となりました。
軽い節目でもある今回はこちらの作品です。
基本情報
タイトル :ランジェリー・ブルース
作者 :ツルリンゴスター
巻数 :全1巻
ジャンル :コミックエッセイ
紹介
34歳派遣社員として働く主人公の深津ケイは悩みを抱えていた。仕事して、恋人がいて、朝ひとりで目が覚めて、どれもとても大人っぽくはあるんだけど、どれも自分で選んできたはずなんだけど、なんでこんなに自分が遠いんだろう。
そんなある日、同僚に勧めて貰い来店したランジェリーショップ「タタン・ランジュ」との出会いにより大きく人生が変わっていく。
おすすめポイント
人生を変えるサービス
ケイはタタン・ランジュでの接客により身も心もピッタリな下着、私が私を捕まえた感覚を得ることになります。
それは今までの下着という概念を壊してまったく新しいものとしてケイの中に芽生えました。
自分の本当にやりたいこと。この気持ちを他の誰かにも感じてもらいたい。それによりケイ自身の生き方にも影響を与えることになります。
ライフワークバランス
ケイとそれを取り巻く周りの人間関係の中で、仕事とプライベートのバランスについて一つのテーマとして掲げられていると思うのですが、これがとても共感できました。
仕事があってのプライベート、逆もまた然りなのです。
なにか一つ心の拠り所を見つけて、それを軸に人生の舵を取る。
当たり前のような事かもしれませんが、なかなか実践できていない大事なことだと思いました。
マイノリティを恐れない
お客様や友人、エリアマネージャーの視点で語られるシーンもあり、様々なコンプレックスやマイノリティな話題がフィーチャーされます。
その一つ一つが大きなテーマとして深く考えさせられるのですが、一つの例としてこんな考え方もあるんだ、こんな風でもいいんだ!と同じ悩みを持った方の解答の一つとして非常に心強いと感じました。
上質な感動
作中では悩みを抱えた人が自分に合う下着と共にその悩みを解決していく流れがあるのですが、その話の組立てが丁寧で説得力があるため、感動が生まれ、大きな共感を生んでいるんだと思います。
キャラクターが喜んでいる描写に共感して自分も嬉しくなってしまうのは、読書体験として上質な感動と言えると思います。
最後に
ランジェリーがテーマということで、手に取りづらいという方もみえるかもしれませんが、細かく解説されており、ほとんど知識がない方でも違和感なく読み進めることができると思います。(作中で来店するお客様も基本知識がない状態です。)
下着という概念について考え直すきっかけになるかもしれないランジェリー・ブルース
あなたに似合う一冊になるかもしれません。
好きな漫画を語ろう その010【ランジェリー・ブルース】でした。
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