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キャッシュフロー表って?

ライフイベント表を見ながら、将来の収入・支出を見積もり、今後の
貯蓄残高の推移をシミュレーションするためのキャッシュフロー表を
作成します。

自分や家族の人生を一枚の表にすることに抵抗があるかもしれません
が、長期的なスタンスで一生を見つめることで、見えなかったものが見
えてくるかもしれません。

あらかじめ年次・西暦・年号・家族構成(年末時の年齢も記入)を盛り
込んでおきます。



まずは収入の見積もりから。

収入は、年収から税金と社会保険料を除いた手取り収入を入力します。

給料の場合は、概ね年収の8割が目安。

ベースアップや退職金は、推定で入力します。

次は支出の見積もり。

①基本生活費
日常生活をおくるうえで、最低限必要な資金です。
住宅費・教育費・保険料は別で計上するので食費、水道光熱費、通信
費、被服費など。
不明な場合は独身時代は120万円、結婚後は150万円をベースに、年1%
の変動率を加味して見積もってみましょう。

②住宅費
賃貸住宅に居住している場合は家賃・管理費など。
持ち家の場合は住宅ローンの年間返済額・管理費・修繕積立金・固定
資産税など。

③教育費
学校外教育費(学習塾など)も含んだ額を見積もります。

④保険料
生命保険・損害保険の保険料、共済の掛金なども見積もり。
不明な場合は、年間払込平均値である24万円で。

⑤一時的な支出
自動車の購入、結婚挙式関係、住宅取得のための頭金、子供の結婚資
金援助などライフイベント表を見ながら、単発的な支出を見積もりま
しょう。

⑥その他の生活費
小遣いや使途不明金が発生するため、シミュレーションに甘さがない
ように、この項目を設けておきます。不明な場合は年間60万円をベー
スに、年1%の変動率を加味して見積もります。

「収入合計」「支出合計」を計算し、差し引いたものが「年間収支」
です。

スタートに、現在保有している貯蓄残高を入力。

以降の貯蓄残高は、前年の貯蓄残高にその年の年間収支を加減します。

ライフイベント表で具体的なライフプランを立て、これをもとにキャ
ッシュフロー表を作成してみると、問題点が明確になります。

必要な資金が準備できない状況であれば、問題点を探り出し具体的な
改善策を考えなければなりません。

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