MRFって?
投資信託は、資産の運用をファンドマネージャーと呼ばれる資産運用のプロに任せて投資する商品。
得られる利益には、売却益と決算時に受け取る分配金の二つがあります。
分配金は運用して出た利益から支払われる「普通分配金」と、元本から払い戻される「特別分配金」の二つ。
投資信託の商品は、大きく分けて二つあります。
社債・国債など債券のみを組み入れる「公社債投資信託」と、債券だけでなく株式も組み入れることができる「株式投資信託」です。
公社債投資信託にも複数の種類があります。
一つがMRF(マネー・リザーブ・ファンド)で、証券口座の普通預金と呼ばれるほど安全性が極めて高い投資信託。
投資信託に預けたお金は販売会社の自己資産と分けて、受託会社(一般的には信託銀行)で管理されています。
購入した証券会社等が破綻しても安心な仕組みです。
受託会社においても、信託銀行自身の資産とは分けて保管されているので、受託会社が破綻しても管理している財産が債務の弁済に流用されることはないという建前。
MRFには、預け入れも解約も毎日できるという特徴があります。
利回りは、普通預金程度。
普通預金との違いは、公共料金の各種引き落としなどの決済機能がない点とATMが少ない点くらいです。
銀行預金の場合は元本1,000万円以上の預金に関しては保護されませんし、1,000万円までの預金についても「名寄せ作業」が行われるまで払い戻しが受けられないという不便を強いられる可能性もあるので、MRFのほうが
実質的に安心だといえます。
リスクを取りたくないお金で、当分使う予定がないものは「個人向け国債」を、いつ必要になるかわからないものは「MRF」を使うようにすれば良いでしょう。
他に購入から30日以内は解約手数料がかかることを除くとだいたい同じ仕組みのMMF(マネー・マネジメント・ファンド)という商品もありますが、MRFのほうがより安全度の高い商品を運用対象にしており、元本割れのリスクが低い商品です。
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