株式投資信託って?
多くの投資家にとって検討する投資信託は、株式投資信託が中心になるでしょう。
株式はその時価総額や、流動性の高さによって、大型株・中型株・小型株に分けられます。
東京証券取引所の株式市場が「プライム」「スタンダード」「グロース」の三つの区分に再編されました。
プライム基準を満たしながら、あえてスタンダードを選んだ企業もありますが、プライム市場が大型株・スタンダード市場が中型株・グロース市場が小型株と考えて良いでしょう。
株式投資信託の運用方針は、大きく二つに分けられます。
一つはTOPIX(東証株価指数)・日経平均株価・MSCIコクサイ・S&P500といった主要な経済指数に連動した運用を目指す「パッシブ運用(インデックスファンド)」。
もう一つは運用会社が企業分析などを通して投資先企業を選定していく「アクティブ運用(アクティブファンド)」です。
運用方式としてはファミリーファンド方式と、ファンド・オブ・ファンド方式があります。
投資家から複数の投資信託(ベビーファンド)としてお金を集めておいて、ひとまとめ(マザーファンド)にして運用するのがファミリーファンドですが、まとめて運用することで管理コストや売買手数料などを節約し、効率的に運用することを目指す方式です。
投資家から集めたお金で、複数の投資信託を購入して運用するのがファンド・オブ・ファンズ。
さらに高い分散効果を得ることを目指した方式ですが、信託報酬が二重にかかる構造になるため、一般的な投資信託よりも手数料が割高になる点には注意が必要です。
「日本株式のインデックスファンド」と「外国株式のインデックスファンド」の2本を持てば。世界中に投資していることになります。
日本と先進国に1:1くらいで投資をしたいというときに、日本株式投資信託と先進国株式投資信託を1:1で購入することで行いたい資産配分が実現します。
ただ日本には約6000本の投資信託があり、自分で複数の投資信託を選ぶのは大変かもしれません。
その時に候補となるのが、バランス型投資信託と呼ばれる商品。
価格変動も含めて、あらかじめ約束された通りの配分になるように調整してくれるので、投資方針を手間をかけずに維持することができます。
手数料が高くなることには。注意が必要ですが。
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