#ふとまに 十一
#ふとまに 十一
*読み下し
・
あのよろの
ほしおしつめて
ありのまま
すめはよろこふ
ときそありける
・
・
*書き下し
・
天の万の
星を親めて
ありのまま
住めは喜ふ
研きそありける
*意訳
・
大宇宙に展開する無数の
星々を自分自身の真の存在と観想して
ありのまま 何の虚飾も無い素のままで
我欲を棄てて生きれば喜びに満ちながら
御魂磨き(みたまみがき)を成してゆける
*十楽註
まさしく精神の拡張による『梵我一如』の体得について詠い述べています。
・
ひろく眼前に拡がる、数多、大宇宙の星々こそが、おのれの存在の本来であることを覚り、魂のありのまま、俗世の名誉や栄華を超越し、煩悩を断ち切って、喜びのうちに「意識の波動を高めてゆく修練」を果たしてゆける、その有り難さを説いた、スケールの大きな「ひとうた」です。
【参考資料】
①ふとまに解読ガイド
https://gejirin.com/futomani.html
②ホツマふとまにカード128
ふとまに百二十八(ももふそや)歌