#ふとまに  五十一

謙の熟は
積伸ふ臣(をみ)も
なお臣(とみ)と
言う百万聞きに
流れ得るなり

自らを「とみ」と、へりくだって名乗る万事に控えめな熟者は、人びとに功を積んだ、秀れた政治家「をみ」たちにこそ多くあり、その数多の実例の中に、深い謙譲の志が流れ得られているのです。
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