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LGBT階級闘争の失敗からSOGI理解促進への転換を図る
いわゆるLGBT(レズビアン・ゲイ・バイ・トランスジェンダー=性的マイノリティ)に特化した人権啓発運動の時代は、もう過ぎ去りました。
LGBT=性的マイノリティが、どんなに理を掲げて『階級闘争』を繰り広げても、社会全体を捉えて俯瞰すると、結局、誤解と対立が激化するだけだったからです。
もはやLGBT運動を超え、地球人類総体を見通した、もっと普遍的視野で、理解を深めてゆくことこそ得策と、私は心得ます。
全ての地球人類[貴方・私・私たち]の
『性的指向と性自認』
"Sexual Orientation & Gender Identity"
略称:SOGI
[性的指向:SO=Sexual Orientation]
地球人類には、
約95%の異性愛者と
約5%の同性愛者/両性愛者が存在する。
異性愛者(Heterosexual=ヘテロ)とは異性に対して恋愛感情を寄せ、性的な欲求を感じる性的指向をもつ人。
同性愛者(Homosexual)とは同性に対して恋愛感情を寄せ、性的な欲求を感じる性的指向をもつ人。
女性同性愛者をレズビアン(Lesbian)、男性同性愛者をゲイ(Gay)と称する。
両性愛者(Bisexual)とは異性に対しても同性に対しても恋愛感情を寄せ、性的な欲求を感じる性的指向をもつ人。バイ(Bi)と称する。
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[性自認:GI=Gender Identity]
地球人類には、
約95%超のシスジェンダーと
数%ほどのトランスジェンダーが存在する。
シスジェンダー(Cisgender)とは、物心ついた頃から自分自身が認識している「心の性」と、生まれ持った「体の性」が一致している人。
トランスジェンダー(Transgender)とは、物心ついた頃から自分自身が認識している「心の性」と、生まれ持った「体の性」が一致していない人。
生まれ持った「体の性」が女性なのに、物心ついた頃から自分自身が認識している「心の性」が男性で、男性として生きることを望む人をFtM=Female to Maleと称し、生まれ持った「体の性」が男性なのに、物心ついた頃から自分自身が認識している「心の性」が女性で、女性として生きることを望む人をMtF=Male to Femaleと称する。
自分の「体の性」を「心の性」に一致させるために、医学的処置を講じて体を造り変え、性適合を施すトランスジェンダーの方たちも少なくありません。
性的指向/性自認は、別々の概念なので、例えば、トランスジェンダーのMtFがレズビアンであるケースも実際にあります。
あるいは、男性ヘテロを自認する方の中にも、ゲイの要素や経験がお有りだったり、ゲイ的な感覚がお解りになる方もいらっしゃいます。
性的指向が、異性にも同性にも向かない方もいらっしゃいます。
トランスジェンダーの方の中に、性自認が揺らぐ方もいらっしゃいます。
このように、性的指向と性自認は人それぞれ/ケースバイケースなのです。単純な線引きは、なかなかできません。
*さて、みなさんはそれぞれ、どんな類型〜orケースバイケースに当てはまりますか?
*私の場合は、シスジェンダーのゲイです。単純です😊
性的指向と性自認の類型と、なかなか線引きできない類型間のグラデーションや、ケースバイケースのカスタマイズがあり得ることを前提に、みなさま方には、
『地球人類の中には、いろんな性的指向や性自認のあり方があるんだなあ』
『自分自身のあり方もまた、それらのひとつなんだなあ』
というように、汎地球人類的認識や捉え方を抱いて頂けるように、私は心の底より祈念している次第、かくの如しであります。
最後に、もう一度、繰り返します。
いわゆるLGBT(レズビアン・ゲイ・バイ・トランスジェンダー=性的マイノリティ)に特化した人権啓発運動の時代は、もう過ぎ去りました。
LGBT=性的マイノリティが、どんなに理を掲げて『階級闘争』を繰り広げても、社会全体を捉えて俯瞰すると、結局、誤解と対立が激化するだけだったからです。
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