#ふとまに 百ニ
#ふとまに 百ニ
*読みくだし
・
す に むく は
きみ はなやか に
たみ おこる
のち の わさわひ
すて に むくなり
・
・
*書きくだし
・
繁に向くは
君 華やかに
民 驕る
後の災ひ
すでに迎くなり
*意訳
繁栄することばかりに捉われていると
統治者は華美を尽くし無駄な出資を重ね賄賂が横行し、
民衆は欲に浮かれて傲慢になる
後になって起こるであろう反動の経済危機の
予兆はすでに現れているのではないか?
*十楽註
現代世界の、どの国でも起こり得る、繁栄の極みにおける、一気なるバブル経済崩壊と、その後の大恐慌。
その根本原因は、まさに、為政者も民衆も、ともに繁栄に甘んじて、専ら我欲を欲しいままに弄ぶことにあると、このうたは説いています。
いにしえより伝えられる、人間の本質を突いた、警告のメッセージ・・・ですね。
【参考資料】
①ふとまに解読ガイド
https://gejirin.com/futomani.html
②ホツマふとまにカード128
ふとまに百二十八(ももふそや)歌