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#ふとまに 百二十八
#ふとまに 百二十八
*読みくだし
・
しなわなる
よろのうたかひ
かになして
ねかひもみつる
かみのしめなわ
・
・
*書きくだし
・
撓なる*
万の疑ひ**
曲和合して***
願ひも充つる
神の注連縄
*意訳
人の心は
あちらこちらへ反りや歪みがあって*
あれやこれやと揺れ惑い**
明暗が入り交じった状態***にあるが
願いを叶えてくださるに際し
人の心の正邪を見極めるのが『神の注連縄(しめなわ)』なのである
*十楽註
どんなにたくさんの奉納をして神仏にお願いごとをしたとて、心が邪(よこしま)であっては、到底、叶えてくださるわけがありません。
『注連縄』は、古来、不浄なものの侵入を禁ずる印として門戸に張る『結界の縄』ですが、発願者の心の正邪を判別する装置の役割も果たしているのだと、このうたは教えてくださっています。
なお、このうたは、ふとまに百二十八(ももふそや)うたの最終番で、締めくくりのうたとなります。
ラストを締める意味で『しめなわ』の言霊を当てているのも、なかなか粋ですね。
【参考資料】
①ふとまに解読ガイド
https://gejirin.com/futomani.html
②ホツマふとまにカード128
ふとまに百二十八(ももふそや)歌