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善・悪の対立概念で物事を捉えない 悪とは戦わない 善を過信しない 魂の自由だけを希求する

 はじめ、私はプーチンの立場を理解したつもりで、この紛争は、バイデン(偽?)を主役に配した欧米DSが仕掛け、どちらかと言うと欧米DSとは距離を置いてきた実力者プーチンが受けて立っているのかと考えました。しかし、いろいろな方々から情報をいただいたり、自分もいくつかの情報にアクセスしたりしていると、どうやらプーチンも欧米DSと繋がっているようだとの話が聞こえてきました。つまり、欧米DS・プーチン双方、示し合わせての戦争パフォーマンスが意図的に繰り広げられているという説が、一部界隈では、際立っているようです。

 連日の、このウクライナ紛争を伝える報道映像の中には、無関係の素材が転用されていたり、捏造・偽造されているものがあったりと、あれやこれや、いろいろ「怪しい」情報戦があるようで、こうなるともう、何が真相・真実なのか、さっぱり分かりません。判断がつかないのです。

 つまり、もはや何と何が、どの勢力とどの勢力が相争って衝突しているのか、その図式の背景を含めた正しい答えを誰も明示することができない以上、そこに思考を向けるのを止めるのが第一段階です。すなわち、実はこれが最も重要なのですが、表面的に勢力Aと勢力Bが対立しているとき、心情的にはどちらかに肩入れしたくなるものですが、これからの時代は、そういう思考を捨てて、勢力Aと勢力Bに「善」/「悪」、「正」/「邪」、「光」/「闇」といった判定を下すことを、いっさい止めることが肝要です。

 シンプルに整理しますと、

ステップ① 善・悪の対立概念で物事を捉えることから卒業する
ステップ① 

 と、なります。

 現実世界は、悪と戦って、悪を打倒し、善の王国を打ち建てる、なんてことには決してなりません。

 賢者は、悪とは戦わないのです。悪は消えません。

見抜く 看破る

 冬季オリンピック北京大会が終わるや否や、ウクライナ紛争が始まりましたので、もしかすると、冬季パラリンピック北京大会が終わるや否や、次はいよいよ、中共と台湾が紛争を始めるかも知れません。

 これまで中共は、南シナ海一帯を実効支配している既成事実(?)を積み重ねているかのような地政学的アクションを、周辺諸国の反感をものともせず、いろいろ起こして見せてきました。中共が狙っているのは、台湾。
——台湾を、どうにかして、どんな形式でも構わないから、とにかく北京中共政府の権力が及ぶエリアの内側に組み入れること。その一点に尽きます。その一点は、中共にとって非常に大きな意味を持っており、東アジアはもとより、太平洋全体に及ぶ中共軍事覇権を一挙にパワーアップさせる強力な基点となり得るからです。それは、大陸中華帝国に君臨する執政者の夢の実現にほかなりません。

 もし、台湾が中共・北京政府の権力が及ぶエリアの内側に組み入れられると、我が日本も、甚大な悪影響を被ることは言うまでもありません。アメリカ政府は、台湾関係法の規定に基づき、もし中共が軍事行動によって台湾を奪取しようとする事態となれば、軍隊を投じて台湾を守るはずなのですが、果たして、実際にはどうなるか、全く分かりません。日本とアメリカの間には、たしかに日米安保条約という両国関係の基本契約があって、これは軍事同盟ですから、アメリカ政府は日本を守るという大義名分で軍隊を動かし、日本自衛隊と共同作戦を展開するはずなのですが、これも、実際そのときになってみないと、本当にアメリカの大統領が中共人民解放軍との直接交戦を命令するかどうか、何とも言えないのです。日本自衛隊は、アメリカ軍抜きで何ができるのでしょうか。

 日本政府にしても、日本国民の生命・財産・安全・自由・人権を守るために中共と戦う決断が下せるかどうか、全く信用ができません。そもそも日本政府は、国民の生命・財産・安全・自由・人権より、中共の脅威を利用して日本国憲法を改正し、これを以って強権による国民支配の錦の御旗とすることのほうが重要だと考えている可能性が高いと思われます。アメリカDSの意のままに操られている限り、そうなってゆくしかないでしょう。

 呆れ返ってしまいますが、味方・身内だと信じていたアメリカ政府や日本政府ですら、実は、国民を守り慈しむことではなく、如何に国民を支配するかに力点を置いて、権力を行使しているだけなのかも知れないのです。

 誠に残念ではありますが、

ステップ② 善が絶対的価値として存在していると過信しない
ステップ②

 といった、冷めた認識を持ち続ける覚悟も必要です。

見定める 見極める

 政府や公務員が国民を愛し、善なる大義を体現しているなどといった理想は幻想に過ぎませんので、さっさと捨ててしまいましょう。

 要するに、政府や行政などというものは悪の蔓延る巣窟だ、ぐらいに思っておいたほうが良いのです。そして、その悪の性質はどんなことをしても消えません。むしろ、悪が存在するからこそ、本当の善の純粋さが際立って見えるのです。

 本当の善の純粋さが際立って見えるようにするために、悪は消えないのです。それが、悪の本義です。

ブッダの言葉

 これからの私たちは、目覚めた者同士が強固な絆と連帯とによって意識エネルギーを共有し、支配者たちによる洗脳を交わして潜り抜け、より高い次元を目指して、ひたすら突き進む、——ただそれだけを希求するのです。そこにこそ、本物の喜びと自由があります。私たち目覚めた者は、ともに手を携え合い、助け合い、導き合って、純粋でシンプルな精神の自由を獲得し、その自由を謳歌できる本物の楽園に到達するのです。

 今まさに、地上世界で起こっている様々な事象、諸々の困難な問題、事件、事故、争い、戦争、等々……、それらは全て、上述した、私たち目覚めた者同士が道を極めてゆくための素材であり、課題であり、それらの障害を乗り越えて、本物の喜びと自由を獲得して謳歌するべく、前進するために必要なのが、日々の一つひとつの行動を通じて、段々と少しずつでも精神=意識を純化して高める努力、御魂磨き(みたまみがき)の努めです。