#ふとまに 五十六
#ふとまに 五十六
辺に伸せ(へにねせ)の
見目は活ね(いね*)頃
厭忌(えのいぬ**)を
夏初に棄てて
稲*や熾(お)き***らん
・
*『活ね*』と『稲*』を掛けている
田んぼの周辺部で成長する雑草の見た目は元気が良いが、初夏の頃にその「雑草類**」を刈り取ってしまえば、稲は「活き活きと***」育ってゆくことでしょう。
(さらに意訳)
辺りに屯する成長期の若者たちは、見た目には活発だが、早いうちに「良からぬ心の種**」を摘んでおけば、彼ら若者たちは「立派な***」大人へと育ってゆくでしょう。