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数字を示すことの重要性

1 価値の基準は人それぞれ


先日マーケティングの本を読んで納得したこと。
それは、看板によくある
「おいしいお店」「安い!」というのはダメだということです。
物事の受け取り方はひとそれぞれです。
特に味について、「おいしい」の評価は人によって違います。
また、「安い」の評価も同じ。
先日友人がブティックで、「このあたりの商品はプチプライスね。」というので、値段を見ると....5000円!
どこがプチプライスなの!

服を買うのは年に1回、バザーで5枚1000円をを買う私には、全くそうではありません。
そのバザーは、午後から更に安くなるのです。5枚500円に。
ここまでくると、5000円で50枚買えるんだよ。
なので私にとってのプチプライスはこのあたりです。おいしいについても、皆さん他の人がおいしいという店でがっかりした経験があるのでは?
だから、人の五感などあてにならないのです。

2 どうやって基準を設けるか?

では、どうすればよいか。
それは、「客観的データや評価を書くこと」です。

「おいしいお店」→全日本ラーメングランプリ一位入賞のお店
「安い!」→スーツが1組1万円から

こうだと判りやすいです。
お客さんはそれを信用して入ってきます。やはり先に立つのは数字です。

その観点から言うと、獣医科病院も、もっと内容をはっきり出せるとよいのにと思います。
広告などの規制もあり、あまり何でも表示はできませんが、
「心臓外科専門医のいる病院」とか
「眼科専門医のいる病院」

は掲示して悪いことではないと思います。

写真は和歌山県のすさみ町の道の駅の名物、イノブタ焼肉丼です。
イノブタというと、イノシシ半分で、肉に臭みはありませんか?という質問があるのですが、ここのイノブタは、イノブタと豚のハーフ、イノブタブタなのです。肉も柔らかくておいしいです。1080円はあなたにとって高い?安い?

イノブタ焼肉丼1080円(2023年4月現在)

似内惠子(獣医師・似内産業動物診療所院長))
(この原稿の著作権は筆者に帰属します。無断転載を禁じます。)
似内のプロフィール
https://editor.note.com/notes/n1278cf05c52d/publish/
ブログ「獣医学の視点から」

オールアバウト「動物病院」コラム
https://allabout.co.jp/gm/gt/3049/














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