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盲導犬チャリティバザー・その1
そもそもの始まり
1995年から約10年の間、盲導犬育成支援のためのチャリティバザーやコンサートを開催していました。そもそもの始まりは、盲導犬一頭を育成するために約200万円の費用がかかるということを知ったためです。この費用は主に寄付などでまかなわれています。獣医師として何か役に立てるのではないかと、まずは自宅でバザーをすることから始めました。
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最初はこんなところから。店番の息子たち。平田屋とあるのは、当時隣にあった父の喫茶店の名前です。
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当時勤務していた「大和動物病院」の奥様が手伝いに来てくださいました。
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家族でのんびり店番をしました。奥の方に当時飼っていた犬が見えます。
少し規模が大きくなる
この翌年、院長のご理解のもと、宇治の社会福祉協議会の前庭をお借りすることができました。関西盲導犬協会さんにも来ていただきました。かなり盛大になってきたのです。協力者も増え、販売ブースも広くなりました。夫も手伝ってくれました。
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ボースカウトやローターアクトクラブのご協力もありました。少し売り上げが出たので、関西盲導犬協会に寄付をしに行きました。大和動物病院の皆さんと。
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寄付金をお渡ししました。
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犬がたくさんいます。
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関西盲導犬協会は、亀岡市犬飼という地名の場所にあり、偶然なのか狙ってたのかは聞きそびれました。敷地内には歩道橋や舗装された道路があり、訓練ができるようになっています。
【補足】関西盲導犬協会の解説から:
日本での盲導犬育成の始まり
日本では、1938(昭和13)年、アメリカ人の盲導犬ユーザー、ジョン=ゴードン氏が観光旅行で来日し、各地で講演会が開かれたことがきっかけとなり、その翌年には、日本シェパード犬協会の人たちが中心となって、ドイツから4頭の盲導犬を輸入し、陸軍病院で再訓練した後で傷痍軍人に渡しました。しかし、その後戦争が激しくなり、盲導犬の育成は日本では続きませんでした。
第二次世界大戦後、塩屋賢一氏(後にアイメイト協会を創設)は、試行錯誤の末、日本人として初めて盲導犬の訓練に取り組みました。そして1957(昭和32)年、ジャーマン・シェパード犬のチャンピィを盲導犬として訓練することに成功し、チャンピィの所有者であった河相洌氏(当時、滋賀県立彦根盲学校教諭)が国産第一号の盲導犬のユーザーとなりました。
筆者が盲導犬に関心を持ったのは、この河相洌氏が書かれた「僕は盲導犬チャンピイ」という本を読んだのがきっかけです。皆様もぜひ盲導犬協会の見学にいらしてください。こちらに訓練施設などの案内があります。
似内惠子(獣医師・似内産業動物診療所院長))
(この原稿の著作権は筆者に帰属します。無断転載を禁じます。)
似内のプロフィール
https://editor.note.com/notes/n1278cf05c52d/publish/
ブログ「獣医学の視点から」
オールアバウト「動物病院」コラム
https://allabout.co.jp/gm/gt/3049/